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皆さんの会社ではどこに金庫を設置していますか。理想的な設置場所を選定し、正しい設置方法で金庫を管理しているといえるでしょうか。この記事では金庫の設置方法から、設置にかかる費用、床に金庫を設置する際の注意点などをお伝えしたいと思います。また、無料で簡単に金庫を設置する方法も紹介しているので、金庫の正しい管理方法を皆さんと一緒にお勉強しましょう。

ちゃんと守れてる?金庫の正しい設置場所

金庫の理想的な設置場所の4つのポイント

金庫の理想的な設置場所というと、人目につかないところですよね。金庫の場所が分かりやすい場所に設置していると、盗難のリスクを一つ上げてしまいます。また、入り口から遠い場所も金庫の設置にお勧めです。なぜかというと、デスクやコピー機などの障害物がオフィスでは多く、盗難の際に犯人が出口まで金庫を運ぶ時間を稼ぐことができます。なお、金庫を部屋の角に設置をする場合は、右寄せに置くのはお勧めできません。なぜかというと、金庫の扉の構造上、開閉が不十分になる場合があるためです。

オフィスでの金庫を設置する際には以上の点に加えて、ダミーの金庫を人目のつきやすい場所に設置をすると、より安全性を高めることができます。本丸の金庫を探す前に、目の前にある金庫の開閉を試みようとして、犯人を惑わすことが可能なためです。以下に、設置場所の選ぶ際の注意点などを挙げました。

  • 人目につかないところに設置する
  • 入り口や窓から遠い場所に設置する
  • ダミーの金庫を目につく場所に設置して、防犯を防ぐ
  • 右寄せに設置をしない

また、風水の観点から、金庫は北に金庫を配置したほうが良いそうです。お金は西からきて北で貯まるといわれています。逆に避けたほうが良い設置場所は人の出入りが多い場所で、お金も一緒に出て行ってしまうと考えられているのが理由です。以下に、風水の観点での設置場所をまとめてみました。

  • 北に設置する
  • 人の出入りが多い場所は避ける

以上のような点に気を付けながら、金庫を設置するのも良いでしょう。

家庭でも応用できる!金庫の設置場所の基本

上記ではオフィスでの金庫の設置場所について簡単に説明しましたが、家庭での金庫の正しい設置方法も似ています。オフィスと同じように、金庫は人目につかないところに設置するようにしましょう。

ただし、金庫の設置場所を選定するうえでオフィスとは違う点が一つあります。それは、床の材質です。会社の床はほとんどコンクリートなどの強度がある材料で設計されていますが、家の床は重量のある金庫を設置するように設計が施されていないのが一般的です。なので、家庭で業務用の大きな金庫を設置したい場合は、最初に床の強度を確認しましょう。また、金庫の購入前には設置場所をしっかりと確保しておきましょう。

  • 人目をつかないところに設置する
  • 金庫の重量に対応できる床に設置する
  • 金庫の周りに障害物を設置しておく

手持ちで運べる小型の金庫の場合は、自分で設置をしたほうが安く済むので、金庫の大きさや種類に応じてプロの業者に設置を依頼するかを検討しましょう。以上のような注意点に気を付けながら、安全に金庫を設置しましょう。

金庫の設置方法はこの3種類

金庫の設置方法には、大きく分けて三種類あります。まずは、金庫の自重でそのまま設置する方法と、デザイン性や金庫のスタイルによって壁に埋め込むタイプの設置方法があります。

また、金庫を盗難や自身などの災害外から守るために床にアンカーボルトを使用して固定する方法もあります。オフィスで使用するような大きな金庫の場合は、アンカーボルトを使用して床に打ち込む方式が多いようです。

オフィス自体の防犯設計によって、金庫の設置方法も変わってくるので、オフィスに適した金庫の設置方法を考えましょう。以下にオフィスでの設置方法を示します。

  • 壁に埋め込むスタイル
  • 金庫の自重を利用して設置する方法
  • アンカーボルトなどを使用して金庫を固定する方法

家庭用の30キロ未満の金庫であれば自分で設置することも可能ですが、それ以上の重量があるものは、メーカーや納入業者としっかりとした打ち合わせして設置をしましょう。以下に業務用の設置方法と家庭用設置方法の特徴を示します。

設置場所 特徴
オフィス
  • アンカーボルトなどを床に打ちつけて固定する方法
  • 壁に埋め込む方法
一般家庭
  • 金庫の自重を利用して固定する方法

金庫の設置費用、通常設置なら1万円前後が相場か

金庫の設置費用は、金庫の重量や納入場所などによって総合的に判断されるようです。金庫の重量が大体100キログラム以下の場合は、設置にかかる費用は1万円前後が相場といえます。

しかし、前に説明したように設置場所が遠いと、運搬する費用が加算されます。また、金庫を木ネジやアンカーボルト使用して固定する場合、技術料が発生してしまいます。設置場所の床の材質などを調べずに金庫の購入をすると、別途付属品が必要になるので注意しましょう。以下に設置費用の相場を示します。

重量 通常設置 固定式設置方法
100キログラム未満 1万円前後 3万円前後

金庫は通常の家電製品と違い、設置にかなり高度な知識と技術が要求されるので、金庫を購入する際は事前にインターネットなどで知識を入れてから、慎重にメーカーや納入業者を選定しましょう。

金庫を床につけるには?メリットとデメリットを比較

金庫を床につける2つのメリット

上記の金庫の設置方法で述べた、床に固定する方法のメリット、デメリットを説明したいと思います。一番大きなメリットは、強盗に金庫を持ち出されないようにするためです。金庫をその場で時間をかけて開閉するよりも、金庫ごと盗んでしまおうという犯罪者の心理を突いた防犯対策です。

もう一つ、金庫を壁や床に固定する大きなメリットが存在します。それは、地震対策です。金庫にはいろいろな形や重量の製品が存在しており、単独ではバランスが保ちにくい製品などもあります。そのため、地震が起きた際に金庫が倒れると、命にかかわるケガにつながる可能性があります。このことから、金庫を固定する理由には地震対策という意味合いも込められています。

しかし、金庫を固定する際のデメリットも存在します。まず、通常の設置よりも特殊な技術が必要になるので、設置費用がかさむことです。もう一つは、一度固定した金庫を移動することが困難であることです。そのため、金庫をよほど人目につかないところに設置をするか、カギを厳重なものにしなければいけません。

メリット デメリット
固定設置
  • 金庫自体の持ち出しを防ぐ
  • 地震対策に効果的
  • 設置費用が高い
  • 床や壁に穴をあける場合がある
通常設置
  • 設置費用が安く済む
  • 金庫自体の持ち出しが可能

以上のメリット、デメリットをふまえて、金庫の設置方法を検討してみてください。

一般家庭では床につけないほうが良い

一般の家では、金庫の固定設置が適さない場合があります。まず、固定設置のデメリットで説明したとおり、自宅の床や壁に穴をあける必要があることです。もともと金庫のスペースを考えて設計をされている家であれば問題ありませんが、普通の家の場合にはその価値が下がってしまいます。

  • 家の価値が下がる場合がある
  • 金庫の移動が困難

以上の点を考え、メーカーや納入業者と相談して、違う方法で防犯対策を取ったほうが良いでしょう。

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