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今の生活になくてはならないトイレットペーパー。商品化される以前はどのようにして拭いていたかご存知ですか?実は日本は諸外国と比べ、比較的早い時期から「紙で拭く」という習慣があったようです。今回はトイレットペーパーの歴史を探ってみたいと思います!

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・平安時代の日本人も紙で拭いていた
トイレットペーパーが生まれる前、人々はどのように処理をしていたのでしょうか。実は日本では比較的に古くから「紙で拭く」という習慣があり、平安時代にもそのような習慣があったと言われています。

一方で海外では、トイレットペーパーが生まれる前、次のような手段で処理をしていたようです。

・水で洗う
・手で拭いて、手を洗う
・麻や羊毛を使う
・葉っぱや木、海藻を使う

地域や身分によっても異なるようですが、さまざまな工夫がなされていたことがわかります。

中国ではじめてつくられ、その後アメリカではじめて商品化される

・トイレットペーパーが商品化される
トイレットペーパーが初めてつくられたのは、中国だったと言われています。一般人向けではなく、皇帝のためにつくられたものでした。

そして、1857年にアメリカのジョセフ・カエティによって、トイレットペーパーが商品化されます。ただ当時のアメリカでは読み終わった新聞などの古紙をトイレで使うことが一般的で、わざわざトイレットペーパーを購入する人は少なかったそうです。

その後、1879年にイギリスで初めてロールタイプのトイレットペーパーが商品化されました。しかし、発売当時はそれほど普及せず、結局トイレットペーパーが一般化されたのは1880年代以降のことでした。

・日本ではどのように普及したの?
日本でトイレットペーパーが使われるようになったのは、明治維新後のことです。しかし日本では、トイレットペーパーの導入以前から「ちり紙」を使う文化が根付いていました。

その後、水洗式や洋式のトイレに変化していくにつれて、日本国内でも水に溶けるトイレットペーパーが開発されるようになったのです。

まとめ

平安時代に紙で拭いていた記述がみられたり、江戸時代から「ちり紙」を使っていたりと、日本には「紙で拭く文化」が比較的古くからあったと思われます。しかし、トイレットペーパー自体を使うようになったのは明治維新後であり、それほど昔のことではないのですね!

トイレットペーパーを使って当たり前の私たちには信じがたい事実ですが、昔の人々の工夫が感じられて、非常に興味深い歴史です。

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