デジタルカメラにも様々な種類があり、アウトドアで使用する人は防水機能や防塵機能が備わった機種を使用しているようです。ここでは防水や防滴、防塵のそれぞれの機能の解説から、アウトドアに必要な機能や人気のデジタルカメラの紹介などを行っていきます。これからデジタルカメラの購入を考えている人はぜひともご参考ください。
<目次>
デジタルカメラの「防水機能」
防水機能の耐久性について
防水仕様のデジタルカメラは、海水浴やスキーなどのアウトドアで活躍してくれるアイテムです。アウトドアでアクティブにデジタルカメラを使用したいという人には、防水仕様をオススメします。本来デジタル機器は水にはめっぽう弱いとされていて、故障の原因の多くが水被害によるものですが、防水仕様であればある程度気にしなくても使えてしまいます。
防水仕様はどの程度の耐久性があるのでしょうか?なかにはダイバー向けの水中での撮影が可能なタイプまであり、水深10メートルまで、温度はマイナス10度まで耐えられる機種もあるほどです。これまで水被害でデジタルカメラを故障させてしまったという人は、防水仕様を検討してみても良いかもしれません。
防水機能付きのデジタルカメラのメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・天候に左右されることなく使用できる。 ・防水ケースを必要としない。 ・故障しにくい |
・通常のデジタルカメラと比べると画質が落ちることが多い。 ・通常のデジタルカメラに比べて価格が高い。 |
防水仕様であればアウトドアでも安心して使用することができますが、写真に高画質を求めるとなると難しいようです。防水仕様ということでレンズもあまり高性能ではなくなってしまうようなので、通常のデジタルカメラと比べて画質はワンランク低くなってしまうのは仕方ないようです。
デジタルカメラの「防塵機能」
そもそも防塵機能とは
塵や埃が多い場所で防塵性がないデジタルカメラを使用すると、動作不良や故障をするおそれがあります。デジタルカメラ内部に塵や埃が入らないようにするには、密閉感のある器具を使用しなければなりません。塵の侵入を防ぐ器具を使用したものを、一般的には防塵機器と呼びます。
精密機器であるデジタルカメラにも、防塵機能が備わっている機種があります。100%塵をシャットアウトするということは難しいようですが、砂埃の多いようなアウトドアで頻繁に使用するということであれば、故障を防ぐためにも防塵機能のデジタルカメラをオススメします。
防塵機能付きのデジタルカメラのメリット
メリット | デメリット |
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・塵や埃による故障を防げる。 ・通常のデジタルカメラよりも構造がしっかりしているものが多い。 |
・通常のデジタルカメラと比べると画質が落ちることが多い。 ・使用と共に防塵機能も劣化する。 |
デジタルカメラは精密機器でもあるので、アウトドアでアクティブに使用するのであれば防塵機能が付いているタイプを選んだ方が良いかもしれません。防塵性があるという理由で価格が大幅に上がったりはしないようですが、カメラとしての性能は多少落ちてしまうようです。画質を選ぶか、それとも耐久性を選ぶかということになるので、使用するシチュエーションを考慮して選びたいところです。
「防水機能」と「防滴機能」どっちがアウトドア向き?
防滴・防水機能付きのデジタルカメラが活躍するアウトドアとは
ここでは、防水機能と防滴機能のそれぞれの機能を搭載したデジタルカメラの使用事例を紹介します。
まずは防水機能ですが、これは雨の日のアウトドアでの使用はもちろんですが、河原や海で写真を撮影したいという時にも活躍してくれます。万が一水の中に落としてしまっても大丈夫で、ダイビングなどのときに水中で撮影することも可能です。
続いては防滴機能ですが、こちらも雨に濡れても大丈夫です。バーベキューやハイキングで雨が降ってきてしまったという時でも問題なくお使いいただけますが、水に浸してしまうのはNGです。なので、しっかりと水被害から守りたいのであれば、防滴よりも防水が確実です。
防滴・防水の違いとは?
防滴と防水の違いについてもう少し詳しく解説をしていきましょう。防水規格を示す指針として「IPコード」というものがあります。この防水規格には「0」から「8」までの9段階に分類されていて、分類方法は以下のようになります。
防滴 | 防水 |
---|---|
IPコード 0~3 | IPコード 4~8 |
簡単に言ってしまうとIPコードの数値が高ければより安全ということですが、さらに分かりやすく言うと「一方向からの水に耐えられるのが防滴」「全方向からの水に耐えられるのが防水」です。これらを踏まえて、使用するシチュエーションに適した機能を選びましょう。
アウトドアをするならこのデジタルカメラ
アウトドアに絶対必要な機能とは
精密機器であるデジタルカメラをアウトドアで使用するとなると故障する確率が高まってしまいます。アウトドアで使うにはどんな機能が必要になるのでしょうか。
抑えておきたい機能は「防水or防滴」「防塵」です。この2つの機能があれば、アウトドアでも安心して使用できます。最近では防水機能も防塵機能も兼ね備えている機種も出ているので、故障が心配という方にはオススメです。
逆にアウトドアに向いていないのは、高性能の機能とレンズを搭載した一眼レフタイプのデジタルカメラです。微量の水や衝撃で故障してしまう確率も高いので、アウトドアでの使用はオススメできません。
アウトドアに人気のデジタルカメラとは
機種名 | OLYMPUS STYLUS TG-835 Tough |
キャノン PowerShot D30 |
富士フイルム FinePix XP70 |
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価格 | 39,000円 | 25,000円 | 27,000円 |
特徴 | ハードな撮影環境にも対応しているので、アクティブに使用したい人にオススメ。 | 防水、防塵、耐衝撃で水中やアウトドアでの使用にオススメ。 | 「10m防水」「-10℃耐寒」「防塵」の性能を備えており、アウトドアやダイビングでも活躍してくれます。 |
一口に「防水」「防塵」と言っても様々なタイプがあるので、購入する際はアウトドアでの使用に適した機種を選ぶことが大切です。
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