接着剤を使用する時に、誤って手や服につけてしまったという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。焦って無闇にこすっても広がってしまい、さらに汚れが酷くなってしまいます。ここでは効果的な接着剤の落とし方から、金属やプラスチックから綺麗に接着剤の剥がし方の手順や方法まで詳しく解説をしていきます。
<目次>
手や指についた接着剤の落とし方は?
手についた接着剤はこう落とす
手についてしまった接着剤の落とし方ですが、誤って手に付着してしまった時にまず初めに試して欲しい方法は少し熱めのお湯に浸しながら石鹸でもみ洗いをするという方法です。使用した接着剤によってはお湯の中で解すことによって皮膚から接着剤を剥がせるのでまずはこの方法を試してみてください。それでも取れない頑固な接着剤の除去には除光液などの使用が効果的です。除光液を使用する場合はコットンなど柔らかい素材のものに染み込ませて接着剤が付着してしまった箇所に当てて染み込ませてください。そうすることで頑固な接着剤を剥がすことができます。
やってはいけない落とし方
接着剤が手や指についてしまうと焦ってしまってついゴシゴシと擦ってしまいがちですがこすり過ぎて肌を痛めてしまう人もいるようですので、お湯の中に十分に浸けてから優しく揉む解すようにこすりましょう。軽石を使用すると比較的簡単に落とすことができますが、肌が柔らかい部分への使用はオススメできません。また、除光液の使用に関してですが、手に傷がある場合は使用を避けましょう。さらに肌が弱くて敏感肌の方にも除光液の使用はオススメできません。肌へのダメージを少なくするには自然に剥がれるのを待ったほうが良いかもしれません。
金属やプラスチックについた接着剤の落とし方は?
金属についた接着剤の落とし方
金属についた接着剤を綺麗に落とすのはなかなか難しいようですが、固まってしまった接着剤を剥がすための専用リムーバーがあるので一度試してみる価値はありそうです。リムーバーにも様々な種類がありますが、中にはとても強力なリムーバーもあり接着剤のみならず固まってしまったペンキをも落とせるようなので場合によっては金属に付着した接着剤も綺麗に落とせるかも知れません。効果的な使用方法としては固まってしまった接着剤を予めサンドペーパーなどで削っておくとリムーバーの液が浸透しやすくなり能率的です。
プラスチックについた接着剤の落とし方
プラスチックについてしまった接着剤は金属同様で専用のリムーバーで落とすことができますが注意点としましては、必ずプラスチック専用のリムーバーを使用しましょう。金属用のリムーバーはとても強力なためプラスチックに使用すると接着剤のみならずプラスチックをも溶かしてしまう恐れがあるので、リムーバーを選ぶ際には注意しましょう。これも金属と同様ですが、予め固まっている接着剤をナイフで削り落としてサンドペーパーなどで接着剤を薄くした状態でリムーバーの液を浸透させるとより綺麗に落とすことができるでしょう。
服や布製品についた接着剤の落とし方は?
服についてしまった接着剤は落ちるの?
服についてしまった接着剤の落とし方についてですが、まずは手で剥がせる箇所を剥がしてから少し熱めのお湯の中で揉みほぐしましょう。それでも落ちないようであれば除光液やベンジンを使って落とす方法がありますが、服や布製品の色や柄をも落としてしまう可能性があるので目立たないような箇所で試してからの使用をオススメします。押し洗いや磨き洗いなど様々な方法がありますが、頑固な汚れの場合は歯ブラシで擦る方法もオススメです。その際は手が荒れないように手袋を使用して換気もしっかりと行いましょう。
どうしても落とせない場合は
瞬間接着剤やアロンアルファ、ボンドなどを落とす専用のリムーバーは数多くありますが、服や布類に付着してしまった接着剤を落とすのは中々難しいようです。溶剤を使って落とすには少なからず衣類にもダメージを与えてしまうので大事な衣類であればあるほどベンジンや除光液、リムーバーの使用はオススメできません。ぬるま湯でもみ洗いしても落ちないようであればクリーニング店を利用したほうが確実でしょう。皮膚や固形物とは異なり衣類は最も接着剤を落としにくい材質でもあるので、接着剤やボンドを使用する際はお気に入りの服から着替えるなどの対処を行ったほうが良いかもしれません。
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