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鉛筆とシャープペンシルにはそれぞれメリットとデメリットがあり鉛筆派、シャープペンシル派で別れているようです。ここではそれぞれのメリットやデメリット、鉛筆が向いている人やシャープペンシルが向いている人について、それぞれの筆記用具の特徴を活かした使い方について説明をしていきます。

鉛筆にはこんなメリットがある!

鉛筆の魅力とは?

鉛筆の魅力とは一体何でしょうか?鉛筆の書味は他の筆記用具では味わえない独特のものがあります。鉛筆の魅力は紙に書いた文字やデッサンの耐久性です。数百年も前に鉛筆で描かれた絵画が長い時を経ても当時のまま保存されているという点には驚いてしまいます。鉛筆以外の筆記用具で描かれたものならこうはいきません。また鉛筆はとても長持ちする筆記用具としても有名です。判りやすく距離で例えてみましょう。

筆記用具
鉛筆
油性ボールペン
水性ボールペン
距離
50km
1.2km
700m

長持ちするという面で鉛筆がいかに優れているかが分かります。価格についても1本70円程度から購入する事ができるのでコストパフォマンスでも優れている事が分かります。

鉛筆は文字だけではなくデッサンにも欠かせない

鉛筆はデッサンをする上では欠かせない筆記用具です。鉛筆1本で細かな濃淡を表現する事ができるので鉛筆を使った表現には限界がないとも言われています。鉛筆にも様々な濃さのものがあり薄いものではHB、濃いものでは8Bのものがあり、その中でも自由に濃淡を表現する事が可能なのです。また、太い線やシャープな線を書く時も削り方によって太さを調整する事が可能です。太い線を書きたい時は丸みを持たせて、シャープに書きたい時は先端を鋭利に削るといいでしょう。鉛筆は学校や職場だけではなく芸術の分野でも必須アイテムとして今も変わらずに活躍しています。

鉛筆にはこういうデメリットも……

鉛筆のこんな所がイヤだ

鉛筆はボールペンに比べると少々手間がかかる筆記用具ではあります。しばらく使用していると先端が丸くなってきてきてしまうので定期的に削る作業が必要になります。削るという作業は鉛筆を使う醍醐味でもあるのですが、中にはこの作業が嫌で鉛筆から離れていってしまう人も少なくないようです。また、筆箱の中に入れて持ち歩く際に芯が折れやすいというデメリットもあります。筆箱を開けて使おうとしたら芯が折れていたという経験は誰しもがあるのではないでしょうか。これを防ぐには鉛筆用のキャップを被せるなどの対処が必要です。

鉛筆が手に合わない人もいる?

長時間鉛筆を使用していると側面の角が指に食い込んでしまって痛くて鉛筆から離れてしまう人も多いようです。この様な症状で悩んでいる人には今使っている濃度の鉛筆よりももう少し濃いものを使用すれば無意識に力む必要も無くなります。しかし長時間使っていると角があたって痛くなるのは鉛筆の宿命かもしれません。また、鉛筆は使い続けていると当然短くなっていきます。短くなっていくに連れて書きにくくなってしまうのもまた鉛筆の宿命です。5~6センチ程になったら手に負担がかかってしまうのでこの長さまで使ったら鉛筆の寿命だと判断した方が良いかもしれません。

シャープペンシルと鉛筆の特徴を比べてみよう

結局シャープペンシルと鉛筆ではどちらがいいの?

シャープペンシルが向いている人とはどんな人でしょうか?学校の授業やオフィスでメモを取る際などは鉛筆を削っている間に大事な議論が進んでしまうという恐れもあるのでこのような場合ではシャープペンシルが向いていると言っていいでしょう。また、手入れが面倒だと感じている人にもシャープペンシルが向いています。鉛筆に比べると手間は殆どかからなく、書いている途中で芯が折れてもカチカチと芯を押し出すだけで執筆を再開する事ができます。逆に鉛筆が向いている人とはどのような人なのでしょうか。書くという作業に拘りたい、線に濃淡や表現を付けたいという人には断然鉛筆が向いていると言えます。どちらも使ってみて自分の性に合う筆記用具を判断してみましょう。

シャープペンシルと鉛筆のそれぞれの特徴

シャープペンシルと鉛筆のそれぞれの特徴を比較してみましょう。

シャープペンシル
鉛筆
・削る手間がいらない
・鉛筆に比べてエコ
・様々な機能が楽しめる
・濃淡を表現しやすい
・削り方次第で太さを調整できる
・安価で入手できる

これらの特徴を活かしてシチュエーションによって使い分けるという方法をおすすめします。メモを取る事に集中したい時にはシャープペンシルを使用して、文字だけではなく線やデッサンを行う場合には鉛筆を使用するといったように臨機応変に使い分けてみるのもいいでしょう。どちらもかさばる筆記用具ではないので筆箱に常備しておくことをおすすめします。

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