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ミーティングや、プレゼンテーション、スケジュール管理など、オフィスでは欠かせない存在とも言えるホワイトボード。
ここでは、そんなホワイトボードの掃除方法について詳しくご紹介しています。「エタノールや除光液は使ってもいいの?」「ホワイトボード用のイレーザーの洗い方は?」といった疑問も解決する内容となっていますので、ぜひご一読を。

ホワイトボードを掃除するには

ホワイトボードの種類をおさらい

オフィスには欠かせないホワイトボードですが、ホワイトボードには2種類が存在していることをご存知でしょうか。

その2種類とは、

    1. ホーローホワイトボード
    2. スチールホワイトボード

です。

名前からお察しの通り、2つの大きな違いは素材。
ホーローホワイトボードは、特殊な合板の上にガラス皮膜を焼き付けた、ホーロー鋼板。スチールホワイトボードは、表面に焼き付け塗装をほどこした特殊鋼板が使われています。

素材による違いが生んだのは、「耐久性」と「コストパフォーマンス」の差。

ホーローホワイトボードは、表面硬度が非常に高い特長を有しています。傷がつきにくく、耐久性に優れているという点で、性能はスチールホワイトボードよりも上です。

とはいえ、スチールホワイトボードにも、オフィスでの使用には全く問題ないくらいの、十分な耐久性があります。ホーローホワイトボードより低価格なため、コストパフォーマンスにおいてはスチールホワイトボードが上と言えるでしょう。

なお、スチールホワイトボードには、マーカーのインクに含まれている界面活性剤が比較的残りやすいという特徴があるため、日常の手入れにおいては、ホーローホワイトボードの方が簡便です。

ホワイトボードの掃除方法

ホワイトボードは日常、イレーザーで文字を消している場合がほとんどかと思います。

しかし、どんなホワイトボードでも文字を消さずに長時間放置すると、インクが完全に乾いてしまい、イレーザーでは消せなくなります。
(表面に傷がつく可能性があるため、無理に消そうとする行為はやめましょう)

また、うっかり油性ペンで書いてしまった、というアクシデントも。

そんな時は慌てず、以下の方法でホワイトボードをきれいにしましょう。

<イレーザーで消せなくなってしまった場合>

      1. ホワイトボード用のクリーナーと柔らかい布等で拭き取る

(軽い汚れは、水拭きで取れる場合も)

    1. 乾いた雑巾で、しっかりと水分を拭き取る

<油性ペンで書いてしまった場合>

    1. 油性ペンの線の上を、ホワイトボードマーカーでなぞる
    2. なぞった上をイレーザーでこする
    3. 消えない場合は1と2を何回か繰り返す

ホワイトボードの掃除にエタノールを使ってもいい?

ホワイトボード用のクリーナーについては、スプレータイプやウェットシートタイプなどが販売されています。
スプレータイプ、ウェットシートタイプともに価格は500〜1,000円ほど。ウェットシートタイプには、詰め替えて使うものも存在します。

「クリーナーをわざわざ買うのは面倒だな」という場合には、エタノールや消毒用アルコールでも代用は可能です。

ただし、アルコールがホワイトボード表面のコーティングを傷める可能性もあるため、高い頻度での常用は避けた方が良いでしょう。

ちなみに、ホワイトボード用のマーカーには、ケトン系、アルコール系、水性の3種類があります。アルコール系マーカーは、イレーザーでの拭き取りが最も容易なため、おすすめですよ。

ホワイトボードの掃除に除光液を使ってもいい?

それでは、除光液はホワイトボード用クリーナーの代用品となり得るでしょうか?

その答えは「NO」が正解です。

除光液を使えば、文字は消えます。しかしながらこれは、ホワイトボードを劣化させてしまう行為。表面のコーティングがはがれてしまい、書いた文字が消えなくなる場合もありますので、使用しないようオフィス内で共有しておくと良いでしょう。

除光液の他にも、ホワイトボードを劣化させてしまうものはあります。

  • シンナー
  • アルカリ性洗剤
  • クレンザー
  • メラミンスポンジ

など。

これらについても、使用を避けることでホワイトボードの買い替え頻度を下げることができますよ。

ホワイトボード用のイレーザーの掃除も忘れずに……

ホワイトボードといえば、イレーザーも定期的な洗浄、または買い替えが必要です。オフィスなど使用頻度が高い場では、汚れや劣化は避けられないもの。
洗浄が可能なイレーザーについては、中性洗剤を使って洗った後、水で良くすすいで乾かせばOKです。乾かすのに少々時間がかかるため、洗い替えを用意しておくといいですね。

「洗うのは面倒だな」という方には、コクヨ株式会社から発売されている、ホワイトボード用イレーザー『メクリーナ16』がおすすめ。

おすすめ商品 特徴
コクヨ めくれるホワイトボード用イレーザーメクリーナ16 コクヨ めくれるホワイトボード用イレーザーメクリーナ16
使用面が汚れたら、汚れたシートを1枚めくるだけで簡単にリフレッシュできます。いつもきれいな状態で使用できます。

『メクリーナ16』は、汚れた面をめくって剥がしていく、という斬新な発想から生まれたアイディア商品。16の面が重なったイレーザーで、めくるだけで簡単にキレイな面で消すことが可能です。めくったシートは燃えるゴミとして捨てられるので、使い捨て感覚で使うことができます。
価格も500円程度、詰め替えタイプとなっているため、導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

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