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皆さんの会社ではどのようなホワイトボードを使用していますか?近年大手文具メーカーから印刷機能がついているホワイトボードが販売されています。この商品は専用のタッチペンを使用することによって、文字を電子データとして保存することができ、紙媒体として印刷をすることができます。もちろん専用のイレーザーを使用すれば綺麗に文字を消すことができます。印刷する紙には「感熱紙」を使用した製品もあり非常に環境に良いです。最新のホワイトボード技術を皆様にお伝えします。

ホワイトボードの印刷機能の仕組み

ホワイトボードの印刷機能はどうなっているの?

ホワイトボードに書いてある文字などをノートに書き写した経験一度はあると思います。特に会議などで重要な情報をホワイトボードに書いた場合、その情報を保存しなければなりません。ここで活躍するのが印刷機能付きホワイトボードです。この商品の素晴らしい点は大きく分けて3つあります。

  • 「書く」「印刷」「記録」の3つの機能を保有している
  • 記録をUSBメモリーやパソコンに保存でき、情報を共有できる
  • A4サイズに縮小してプリントアウトできる

また、商品によってはプロジェクターの映像を映す映写スクリーンとして使用できるものもあります。この印刷機能付きホワイトボードを使用すれば、会議などでのプレゼンテーションの際に一方的な情報の発信にとどまらず、意見のやり取りや資料作成を同時に行うことができます。会議の時間を短縮することができ、スムーズな業務を実現することができます。欠点を挙げるとするならば、若干値段が高いという点です。しかし、値段に見合ったコストパフォーマンスを実現してくれますので、購入を検討する価値は十分あると思います。

印刷機能のあるホワイトボードの種類

印刷機能のついているホワイトボードにはどのような製品があるの?

印刷機能付きホワイトボードを販売している大手オフィス家具・文具メーカー「プラス株式会社」では、ネットワーク機能が備わった製品を販売しており、その場で書いた情報をWebサーバーに保存してネットワークを経由して各自のパソコンから閲覧することができます。よりスマートなプレゼンテーションを再現することができます。また大手印刷機器メーカー「エプソン」では「電子黒板」という商品を販売しています。この商品の特徴はプロジェクターでパソコン上の画面を映し出し、その画面を専用のタッチペンで操作して編集することができます。コピーボードは移動に時間と労力を必要としますが、こちらの製品は平らな壁があればどこでも映像を映し出し直感的に情報を書き込むことができます。また、パソコンの一般的な操作も可能です。主に教育機関への導入が進んでいるようです。以下に両タイプの特徴を示します。

製品名/メーカー 特徴 価格
コピーボード/プラス ネットワーク機能を搭載している
画面をスクロールすることができる
動作音が小さい
カラープリント対応
15万円~25万円前後
電子黒板/エプソン 設置が容易である
明るい部屋でも使用可能
2人同時書き込みが可能
20万円前後

コピーボードは設定が比較的簡単で、操作性に優れています。エプソンの電子黒板はパソコンと接続することによって、複雑な画像編集が直感的に行えます。両製品ともオフィスで活躍すること間違いなしです。

ホワイトボードの感熱紙タイプと普通紙タイプの違い

感熱紙タイプと普通紙タイプの違いは?

印刷機能のあるホワイトボードには「感熱紙タイプ」と「普通紙タイプ」の2種類が存在します。感熱紙とはどのような紙かというと、熱を加えることによって、色が黒く変化する性質を持った紙のことです。一般的にはコンビニやスーパーのレシートや、電車の切符などに使用されています。通常のプリンターと違い、インクを使用しないので非常に環境に良いプリント技術だといえます。しかし、感熱紙は長期間の保存に適していないので消費期限などが設定されています。普通紙タイプは一般的なコピー用紙などを印刷に使用します。普通紙タイプのメリットは、感熱紙では難しいカラー印刷が可能な点です。通常感熱紙では黒色に文字が印刷されてしまいますが、普通紙タイプは通常のプリンターと同じようなカラー印刷を行うことができます。以下に両タイプの特徴を示します。

メリット デメリット
感熱紙タイプ インクの交換が必要ない
環境に良い
カラー印刷に対応していない
普通紙タイプ カラー印刷に対応 インクの交換が必要

感熱紙タイプと普通紙タイプでは印刷方式が違うので、目的の用途やスタイルに適したタイプの製品を選択しましょう。両タイプとも高価な商品なので、製品の特徴をしっかりと把握したうえで購入を検討しましょう。

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