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プリンターでの印刷時に困るのが、紙送りの不調です。印刷が途中で切れて、次の紙に残り部分が印刷されたという経験は誰しもあるでしょう。年賀状など大量に続けて印刷する際には、プリンターの傍から離れられずとても不便です。これを解決してくれるのがクリーニングシート。使い方を覚えておけば、仕事でもきっと役立ちます。ここでは価格や代用品など、プリンターのクリーニングシートについて詳しくみていきます。

プリンターのクリーニングシートとはプリンター内部のお掃除

紙送りの不調で困ったときにお役立ちのクリーニングシート

たくさんの資料や、年賀状を印刷中に紙詰まりが起こったり、白紙で送り出されたりした経験はありませんか?時には半分だけ印刷された紙が出てきて、がっかりすることも。これはプリンターの紙送りが、うまく作動していないことで起きるトラブルです。

給紙ローラーは印刷に備えて紙の端をつかみ送り出す役割をしていますが、何らかの原因によりすべって正常な紙送りが出来ていないのです。すると先のような症状や、印刷位置がずれるといった印刷結果となります。これを解決するのが、クリーニングシートです。

クリーニングシートは目に見えない微細な紙ホコリを除く

給紙ローラーの不調は、微細な紙の粉が付着することで発生します。特に故障が年賀状印刷中に起こりやすいのは、年賀状の束にたくさんの粉がついているから。発生を抑えるためには、予めよく紙の端をぱらぱらほぐす、紙さばきを行なうと効果的です。銀行でお札を数えているようなイメージですね。普通のコピー紙も同様に使う前に紙をさばいてあげると、プリンターのもちが良くなると言われています。

クリーニングシートは、プリンター内に付着したこの微細な紙粉を吸着して取り除くことで、印刷動作を正常に戻します。手の届かないプリンター内部を、物理的にお掃除してくれるわけです。

とっても簡単!プリンターのクリーニングシートの使い方

クリーニングシートの使い方は単純に印刷等でプリンターを通すだけ

使い方は、印刷方法を知っている人ならばその使い方は誰でもできるほど簡単です。クリーニングシートは普通紙よりやや厚みがあり、通常はシールでカバーされた吸着面があります。ほとんどの機種は、背面からの給紙トレイを利用するようです。紙送りの装置部分から先に清掃するため、吸着面を下向きにして給紙トレイに差します。あとは、パソコン側から普通に白紙を印刷することで、クリーニングシートがプリンターの内部を通ります。プリンターの機種によってはユーティリティ画面にローラークリーニング機能が、付加されているものもあります。また、コピー機能がある複合型プリンターは、コピーボタンを押しても同様の効果が得られます。

プリンターのクリーニングシートの片面・両面タイプ

プリンターの上位機種には、クリーニングシートが添付されているものもあります。自分で購入する場合は、片面・両面タイプのいずれかを選ぶことができます。片面シートでは、吸着面を逆にして再度クリーニングを行なう必要があるため、両面の方が楽ですが、その分価格も100円程度高くなります

クリーニングの動作は3回ほど繰り返すと、かなりローラーの状態が回復するようです。片面ずつならば、その分手間がかかることになるため購入の際には留意しておきましょう。

プリンターのクリーニングシート実は普通紙でも代用は可能

普通紙でもある程度は代用としての効果が見込める

背後に給紙トレイのない機種の場合には、クリーニングシートは使えません。メーカーによっては普通紙での清掃を推奨しています。少し厚手の用紙を使い、排紙機能を使って内部に何度か紙送りをします。印刷用ではない厚口の用紙を使う方法もありますが、繊維の長い紙はかえって詰まりの原因にもなりますので、注意が必要です。

また、人によっては自己責任で、紙にほんの少しだけ湿り気を与えて試す人もいるようです。その他には、はがれるタイプのスプレー糊を少量噴霧した紙を使ったという声もあります。いずれにしても、中で紙が詰まるなどプリンターの状態を悪化させる場合もありますので、おススメはできません。

代用ではないが…ローラー部分が露出できる機種は直接清掃も

海外製のプリンターの場合は、後ろから紙送りローラーを露出させることができる機種もあります。メーカーでは、

  • 糸くずの出ない柔らかい布
  • 蒸留水・ろか水

でローラー部分を清掃するよう指示しています。この際には

  • 電源を必ずコードごと切っておく
  • クリーナー類、アルコール類は使用しない

などの注意点を挙げています。
国内メーカー場合は、プリンターの内部まで清掃できる機種はありません。「給紙トレイ近辺やローラー付近のホコリをエアダスターでこまめに飛ばす」「かたく絞った不織布で拭く」などは一定の効果はありますが、根本的な解決にはなりにくいようです。

プリンターのクリーニングシートの価格と安く買う方法

枚数が多いものは1枚当たりがお得に

電気量販店でもネット通販でも、手に入りやすいプリンターのクリーニングシートですが、比較すると通販の方が価格的にはお得です。メール便対応で送料無料というところが多いのも注目ポイント。また、店舗によってはA3プリンターに対応するクリーニングシートを置いていないところもあるため、商品検索ができるネット通販が便利です。

価格的には枚数が多い商品は、1枚あたりの単価が安くなります。定期的なお手入れを予定している人や、プリンターが複数ある場合には複数枚の商品を購入すると良いでしょう。

クリーニングシート商品タイプ 価格 1枚当たり単価
アクリル系粘着剤10枚入り片面 1500円 150円
アクリル系粘着剤3枚入り片面 465円 155円
アクリル系粘着剤3枚入り両面 555円 185円

繰り返し使えるシリコンシート

粘着系のクリーニングシート以外で、最近多いのはくり返し使えるシリコンコート加工された、クリーニングシートです。粘着系シートは、1度使うと汚れがつくので再使用できません。プリンター清掃のたびに、新しいものを用意する必要があります。シリコン系のクリーニングシートは1枚入りで700~1500円と高価格ですが、両面加工で1度に作業が済み、気になるときにいつでも使えるという面では、費用対効果が高い商品です。

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