日々の業務の中で消耗する封筒ですが、書類の内容によっては高級感のある封筒を使用したほうが良い場面があります。素材に高級紙を使用したものから、封筒の色やロゴマークにシックな印刷や装飾を施したものまで、様々な種類の「高級封筒」があります。この記事では、おすすめの高級封筒から封筒に高級感を出す豆知識まで、いろいろな角度から「高級封筒」の魅力に迫りたいと思います。
<目次>
高級封筒とは高級紙や加工された封筒
高級封筒のメリットデメリットを比較
オフィス業務で使用される封筒ですが、用途によっては普段使用している安価な封筒よりも、封筒の材質にこだわったものや、表面に特殊な加工をした「高級封筒」を使用したほうが良い場合があります。この「高級封筒」と安価な封筒とのメリット・デメリットについて表にします。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
普通の封筒 |
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高級封筒 |
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普通の封筒と高級封筒では以上のようなメリット・デメリットが存在します。また、高級封筒の特徴の一つで、デザイン性だけではなく、耐久性や防水性にも優れているという特徴があります。機能性も重視している点が普通の封筒にはない特徴です。
高級封筒に使われている3つの技術
高級封筒では普通の封筒では使用されていない特殊な加工を施したものがあります。今回は以下の三つの加工に焦点を当てて紹介します。
- エンボス加工
- ワックス加工
- 箔押し加工
特殊な加工の中に、エンボス加工とワックス加工という表面処理加工があります。エンボス加工というのは紙の表面に凹凸をつける処理方法のことです。このエンボス加工を施すことによってシックで品がある封筒に仕上がります。
次にワックス加工について説明します。このワックス加工は別名蝋引き加工とも呼ばれます。紙の表面に蝋をしみこませて、紙表面につやを出す効果があります。この蝋引き加工はクラフト紙に向いている加工方法です。
また、文字やロゴマークに普段使用しない色を使用する際に箔押し加工というものがあります。金色や銀色の箔を押し付けることで高級感のある封筒に仕上がります。他にも様々な加工技術がありますので、目的に合った加工を選択しましょう。
高級感のある封筒作りの3つの大きな注意点
高級感のある封筒作りにはいくつかの注意点があります。
- 差別化をする
- デザインを統一する
- 和紙を利用する
最初に普段使用している封筒と差別化をすることを意識するということです。特に封筒の色を変える際に使ってほしいテクニックですが、会社のロゴマークも普段使用している色と分けるという点です。色を使い分けることによって、送り先の相手に特別感を与えることができます。ロゴマークは会社の象徴のような役割を果たしているので、ロゴマークの色を変えることが高級感や特別感のある封書つくりに役立ちます。
もう一つ注意点があります。それは封筒と中身の書類のデザインを統一することです。せっかく高級封筒を使用しているのに、肝心の中身の書類が普段使用しているコピー用紙だと、かなり不格好な封書になってしまいます。そこで、高級封筒をメーカーに注文する際は、中に入れる書類も一緒に頼みましょう。発注するメーカーさんと話し合って、おしゃれな封書を作りましょう。
また、封筒に和紙を利用するのも良いでしょう。メーカーによっては、封筒に和紙を利用したものを販売しています。とても温かみがある封書になること間違いなしです。是非一度検討してみてはいかがでしょうか。
やっぱり高め。高級封筒の価格は通常の10倍以上
皆さんが一番気にかかることは高級封筒の価格ですよね。高級封筒といっても色々な種類がありますので、今回はその中でも高級封筒によく使用されている「エンボス加工」を施した封筒と「ワックス加工」を施した封筒のおおよその値段を示します。
種類 | 値段(1枚) |
---|---|
一般的な封筒 | 5円~10円 |
エンボス加工 | 180円~200円 |
ワックス加工 | 80円~100円 |
エンボス加工を施した封筒が特に高いのは、エンボス加工に必要な特殊な型を作成するので、加工とは別途で型代が発生するためです。また、ほとんどの業者は注文が100枚以上からでないと発注できませんので、注文する際は発注する数も気を付けましょう。
高級感を生かす。高級封筒の正しい使用用途
高級封筒の正しい使用用途。3つの例を紹介
上記で説明してきた通り、高級封筒の値段が高いです。もちろん価格に見合ったメリットはあるのですが、普段の業務ではなかなか使用できませんよね。それでは一体どのようなときに高級封筒が活躍するのか、何点か挙げてみました。
- 年末年始の挨拶状
- 案内状
- ダイレクトメール
まず年末年始の挨拶状ですが、普段お世話になっている取引先などに感謝の気持ちを伝えることが重要ですね。そのような時に高級封筒の出番です。普段使用している封筒ではなく、高級封筒を使用することによって、相手に特別な思いを伝えることができます。
次に案内状です。イベントや社内の役員交代などを伝えるときに、高級封筒が活躍します。この場合相手先はあまり関係なく、書類の中身が重要なときに使いましょう。
最後にダイレクトメールですが、普段私たちが目にするダイレクトメールとは少し違います。何が違うのかというと、会社同士のやり取りに使用するという点です。新しい製品が発売したら、いつもお世話になっている企業に商品の売り込みをする際に高級封筒を使用したほうが相手の印象が良くなるでしょう。
挨拶状・案内状 | ダイレクトメール | その他 | |
---|---|---|---|
高級封筒 | ◎ | ○ | △ |
一般的な封筒 | △ | ○ | ◎ |
会社のイメージ戦略に高級封筒は重要
今まで高級封筒について簡単に説明してきましたが、高級封筒を使用する際に大きな注意点があります。それは会社のイメージに直結してしまうということです。要はセンスを問われるということです。封筒一枚で会社のイメージが大きく変わってしまうので、ただ単に高級封筒を使用すればよいというわけではありません。センスのない会社に仕事を頼みたいとは思いませんよね。逆にセンスのある封書を作成することができれば、会社のイメージがぐんと上がります。封書つくりのモチベーションにもつながります。
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