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夏に欠かせない家電と言えば「扇風機」ですね。この扇風機の歴史を皆さんはご存知でしょうか?この記事では、夏の風物詩である扇風機の歴史と最新の扇風機を紹介したいと思います。この記事を通して、扇風機の奥深い世界を勉強しましょう。

扇風機の歴史

日本で最初の扇風機

日本に最初に扇風機がやってきたのは1893年(明治26年)です。そして、翌年芝浦製作所(現・東芝)が日本で最初の電気式扇風機を発売しました。黒くて分厚い金属で覆われたこの扇風機は、輸入品の品質に及ばず、人気は出ませんでした。しかし、この失敗をバネに、芝浦製作所は庶民にも手が出る新しいタイプの扇風機の開発に成功しました。実は、すでに扇風機に首ふり機能が搭載されていたのは驚きです。1920年(大正9年)には、東海道線の車内の換気のために芝浦製作所の扇風機が採用されました。その後、卓上用、天井用、換気用と様々なタイプの扇風機を打ち出し、庶民の暮らしに浸透していきました。

・ 1893年 外国から日本に扇風機が輸入される
・ 1894年 芝浦製作所(現・東芝)が日本初の電気式扇風機を開発する
・ 1916年 品質の改良を重ねて一般庶民に購入できる価格帯で販売を開始する
・ 1920年 東海道線の換気のために芝浦製作所の扇風機が採用された
・ 1946年 輸出向けの製造が開始された
・ 高度経済成長期 扇風機の普及率が飛躍的に上昇した

扇風機には、いろいろな技術者の熱意や思いが込められています。東芝の企業努力は素晴らしいですね。

扇風機の最新技術

扇風機の最新技術

扇風機に革命を起こしたブランドが「ダイソン」です。なんと、羽根がない扇風機を開発しました。ダイソンの「ピュアクールリンク」です。このダイソンのピュアクールリンクは、特殊なファンとフィルターで扇風機と空気清浄機の2つの機能を持っています。また、PM2.5などの微細な粒子も取り除くことができます。まさに一石二鳥の画期的な扇風機です。

なお、東芝では動作音が小さい「サイエント」というシリーズを発売しています。この扇風機はモーターに直流モーターを採用したことによって、消費電力を抑えることができ、さらに優しい送風を実現することができました。

最近ではMAINTS(マインツ)というメーカーからタッチセンサーで作動する扇風機が発売されました。この扇風機は首が360°回転するのが特徴的です。他にも各家電メーカーから最新の技術を取り入れた製品が多く販売されています。

・ダイソンの羽根のない扇風機(ピュアクールリンク)を発売。空気清浄機の役割も果たす
・東芝から直流モーターを採用した、消費電力の少ない扇風機「サイエント」を発売
・MAINTSというメーカーからタッチセンサーを採用した扇風機が発売される

各家電メーカーが自社の技術と特色を打ち出しているのがわかりますね。扇風機も多様化の時代に入ってきたのかもしれません。

おすすめの扇風機

おすすめの扇風機紹介

今空前の家電ブームですね。中国から来る人たちの日本製家電の爆買いが騒がれていますね。この見出しでは今特に人気のある扇風機を皆様に紹介します。最初におすすめする扇風機は山善から発売している「スリムファン」です。この商品の特徴は扇風機の羽根がついていません。板状の形状の中からファンで風を送風するシステムです。音もとても静かで、ストレスなく長時間使用できます。風量の調整も可能なので自分の生活スタイルに適した使用方法ができます。値段もお手頃でおすすめの商品です。

製品名/メーカー おすすめポイント 価格
スリムファン/山善 ・ファンが内蔵されている
・動作音が小さい
・風量が調整できる
8500円程度

次に紹介する製品はアイリスオーヤマから発売されている「サーキュレーター~8畳~」です。エアコンと扇風機を並行使用すると節電になります。より節電効果を上げるにはアイリスオーヤマのサーキュレーターがおすすめです。パワフルな送風で部屋の空気を循環させます。また静穏設計なのでストレスなく使用できます。価格も比較的安価でコストパフォーマンス抜群の製品です。

製品名/メーカー おすすめポイント 価格
サーキュレーター/アイリスオーヤマ ・パワフルな送風
・動作音が小さい
・安価である
2000円程度

2点ほどおすすめの扇風機を紹介しました。各メーカー個性的な製品を販売しており、様々な生活スタイルに適したモデルがたくさん販売されています。最新の扇風機を使用してこの夏を乗り切りましょう。

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