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皆さんは普段どれくらいココアを飲みますか?今では世界中の人々に好まれて飲まれているココアですが、実は大昔は高級食品だったのです。この記事では、そんなココアの歴史について触れてみたいと思います。この記事を通してココア博士になりましょう。

ココアの作り方

ココアの作り方は?

皆さんはどのようにココアが製造されているか知っていますか?何気に飲んでいるココアですが、意外と手間がかかっています。最初にカカオの身からカカオ豆を取り出して発酵させます。次に豆を乾燥させ、その後カカオ豆を粉砕します。この粉砕されたカカオ豆を「カカオニブ」と言います。そして、カカオニブを焙炒した後、すりつぶしてカカオマスを作ります。そのカカオマスからココアバターを分離したものを「ココアケーキ」と言います。そのココアケーキを細かく粉砕したものが「ココアパウダー」となります。5つから6つの工程を経て、やっと普段私たちがよく見るココアパウダーになります。以下にココアの製造過程をまとめました。

1、カカオのみから豆を取り出す
2、カカオ豆を発酵して乾燥する
3、カカオ豆を粉砕してカカオニブを焙炒する
4、すりつぶしてカカオマスを作る
5、カカオマスからココアバターを分離する(分離したものをココアケーキという)
6、ココアケーキを粉砕して完成

チョコレートとココアが、同じカカオの実からできていることを意外と知らない人が多いです。ココアもチョコレートと同じカカオの実から作られているのですね

ココアの歴史

ココアの世界史

カカオの歴史はとても古いです。なんと紀元前1500年もの昔から人類はカカオを食してきました。そして、紀元4世紀ごろのユカタン半島でマヤ族がカカオの栽培を始めた記録が残されています。当時のマヤ族はカカオを貨幣の代わりに使用していました。また、重要な儀式などにもカカオが使われていたそうです。そして14世紀のアステカ王国の時代には税金をカカオで納めていた記録も残っています。大昔にはカカオは財産の一つだったのです。その後、スペイン人にアステカ王国は滅ぼされてしまいました。そして、スペイン人がカカオを国に持ち帰ったのがきっかけで、ヨーロッパにもカカオの文化が広まっていきました。そして1828年に、オランダの化学者「コンラッド・バン・ホウテンがココアパウダーを世界で最初に開発しました。以下にココアの歴史についてまとめます。

・紀元前1500年にメキシコ湾沿いに住んでいたオルメカ族がカカオを利用していた
・紀元4世紀ごろにユカタン半島でマヤ族がカカオの栽培を始めた
・14世紀アステカ王国ではカカオを税金の代わりに納めさせていた。
・16世紀初頭スペイン人がカカオを持ち帰ったことがきっかけで、カカオがヨーロッパに広がる
・1826年にオランダの化学者コンラッド・バン・ホウテンが世界で最初にココアパウダーを開発した。

大昔からカカオは食されていたことが分かりましたね。カカオは世界共通で、美味しい食材として扱われていますね。

ココアの歴史~日本~

ココアの日本史

日本で最初にココアを飲んだのが、15代徳川慶喜の弟の水戸藩主「徳川昭武(とくがわあきたけ)」だと言われています。1867年にパリで開催された万国博覧会に日本代表として赴いた徳川昭武は、フランスのホテルでココアを飲んだとされています。明治時代になると森永商店(現森永製菓)は原料になるチョコレートを輸入して、クリームチョコレートの販売を始めました。その後、不二家と明治製菓もチョコレートの製造販売を始めました。そして1918年に森永製菓がチョコレートの一貫製造を開始して、翌年森永商店から「ミルクココア」が販売されました。以下に日本でのチョコレートの歴史についてまとめます。

・1867年に水戸藩主徳川昭武がフランスパリで日本人最初にココアを食した
・1899年に森永製菓がチョコレートの製造を始める
・1913年に不二家洋菓子舗(現不二家)がチョコレートの製造を開始する
・1918年に東京菓子(現明治製菓)がチョコレートの製造を開始する
・1918年に森永製菓がチョコレートの一貫製造を開始
・1919年に森永製菓がミルクココアを販売

日本では明治になってからチョコレート菓子が広まっていき、ココアも一緒に国民に浸透していきました。ココアが日本で食され始めたのは、比較的に最近だったことに驚きですね。

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