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ハサミとカッターの使い分けは意外と難しいものです。ほとんどの方が、カッターよりもハサミのほうが使い慣れているようですが、カットする場所や形状によってはカッターのほうが便利だということもあります。ここではそれぞれに適した使い方や選び方から、ハサミとカッターが一体化した商品まで、ハサミとカッターについて詳しく掘り下げていきます。

ハサミとカッター、具体的にどう違う?

ハサミとカッターの根本的な違いとは

ハサミは指で二枚の刃の動きをコントロールしながら、主に紙などを切るために使用する道具です。ハサミには様々な形状のものがありますが、最もスタンダードなタイプは「親指、中指と薬指を輪のなかに添えて動かすもの」です。ハサミは、「左右の刃を擦り合わせること」で物をカットするというのが、最も大きな特徴です。

一方、カッターは一枚の刃で物をカットしていきます。一枚刃なので安定感を出すのに苦労しますが、慣れることで直線を素早くカットすることも可能です。また、刃先が古くなっても「ポキッ」と折れば、常に新しい刃でカットできるというメリットもあります。

それぞれの用途について

ハサミの主な用途は、文房具や工作工具として紙を切ることですが、散髪する際にも欠かせない道具の一つです。美容師が使用する散髪用のハサミの形状は、通常のハサミとは異なります。また、切れ味に関しては、通常のものとは比べ物にならないほど切れ味がいいのも特徴です。散髪用のハサミには様々な種類があり、代表的なものとしては梳(す)きバサミなどが挙げられます。

一方、カッターの主な用途ですが、ハサミでは切りにくいようなものに対してでも使えるので紙や布はもちろん、薄い合板や石膏ボードなどの切断もできるので、ハサミでは切断が難しいものに用いられることが多いです。

ハサミとカッター、使い勝手がいいのはどっち?

紙を切る時に使い勝手がいいのは?

紙に対して鋭角な角度で切り込みをいれていくときにはカッターか、ハサミかどっちがいいのか迷ってしまうこともありますよね。ハサミの切れ味や、使い方にもよりますが、このような場合はカッターのほうが切りやすいかもしれません。逆に、丸い形状の円などを切るときはハサミのほうが切りやすいでしょう。

手先の器用さに自信がないという人は、角張った形はカッターでカット、丸みを帯びた形状はハサミでカットするという考え方でいいかもしれません。カットする形状に対して、使い勝手がよさそうなほうを選択するという方法がベターでしょう。

切る形や箇所によって手段を変える

工作などで細かいディテールで紙を切るときなどは、ハサミよりもカッターのほうが便利かもしれません。ハサミよりもカッターの方が小回りが効くので、複雑な線を切るときにはカッターが有効でしょう。また、カッターを使用するは机や床が傷つかないように、厚めの下敷きのような物を用意しないといけないので、ちょっとしたものを切りたいという時にはカッターよりもハサミのほうが便利かもしれません。なかにはキャップ付きのハサミを常に鞄に形態している人もいるようです。

論争に終止符?ハサミとカッターが一体となった文房具

新しいスタンダードとなるのか

ハサミとカッターのどちらを選ぼうか迷ったことがある人は多いのではないでしょうか。最近では文房具もアイデアを屈指して進化し、様々なランナップがありますが、ハサミとカッターが一体となった文房具が登場しました。

形状はサインペンと同じくらいの大きさで、ごく普通のカッターに見えますが、先端のキャップを外すとハサミが姿を現します。また、逆方向のキャップを外すとカッターの刃があり、そのままカッターとして使えるというスグレモノです。カッターとハサミが一体となった文具が筆箱に収まるサイズで登場したというのは、文具界にとって新たなスタンダードとなるのではないでしょうか。

どんな商品が人気なのか?

ハサミとカッターが一体となった商品は様々なラインナップがありますが、ここでは人気の商品を3種類紹介させていただきます。

商品名 オート カットプロ サンスター文具 

カッター付きハサミ

プラス文具 

安全カッターハサミ

価格 500円 400円 800円

様々なラインナップがありますが、このカッターとハサミが一体化した文房具ではオートカットプロの商品が最も人気があり、評判も高いようです。

カラーバリエーションも豊富で、デザインもお洒落なので、気になった方はぜひ一度お手にとって試してみてください。

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