皆さんは普段どのような歯ブラシを使用していますか?今各メーカーから高機能な歯ブラシが多数発売されています。高齢者の介護に使用するような歯ブラシから、乳児の歯磨きに使用する歯ブラシなども販売されています。特に各メーカーはブラシの毛先にこだわった製品が多いです。またヘッドに工夫を凝らした製品も人気です。この記事では歯ブラシの種類から特性を紹介します。健康な歯を維持できるように、一緒に歯ブラシの勉強をしましょう。
<目次>
歯ブラシの「毛先の硬さや細さ」には種類がある
歯ブラシの毛先の種類ってどれくらいあるの?
歯ブラシの毛先の種類は大きく分けて四つあります。一つは毛先が歯と歯の間の凹凸に合わせてジグザグになっているタイプ。もう一つは毛先が垂直にそろえられているタイプ。三つめは歯間ブラシのような歯の間の歯垢を取るタイプです。最後は毛先が丸形をしているタイプです。この丸形タイプは電動歯ブラシに採用されています。電動歯ブラシは毛先が回転をするので、丸形タイプのほうがよく回転して歯垢を除去することができます。毛先の細については、ジグザグタイプは毛先が太いタイプが主流となっています。それとは反対に毛先が垂直なタイプは毛先が細いタイプと太いタイプの両方が販売されています。以下に毛先のタイプとその特徴を示します。
毛先の種類 | 特徴 |
ジグザグタイプ | 歯と歯との谷の部分にフィットするように設計されている |
垂直タイプ | 歯茎に負担のないような設計をされている製品が多い |
歯間ブラシタイプ | 歯の隙間の歯垢をとる設計をされている |
丸形タイプ | 電動歯ブラシに採用されているケースが多い |
人それぞれ歯並びが違うので、歯ブラシの毛先の種類もとても多いですね。自分の歯に適した歯ブラシを選ぶのも一苦労です。
歯ブラシの「毛」にも種類がある
歯ブラシの毛の種類と役目
歯ブラシに使用されている毛にもいろいろな種類と特徴があります。市販されているほとんどの歯ブラシの材質はナイロン製ですが、その他にも超極細毛のタイプにはPBTという弾力のある特殊な材質が採用されています。高級はブラシでは動物の毛を使用したものもあります。歯ブラシに使用されている毛の材質も歯磨きをするうえで大きく影響してきますので、自分の口内環境に適した歯ブラシを選択しなければなりません。以下に歯ブラシに使用されている毛の種類と特徴を示します。
毛の種類 | 特徴 |
ナイロン | 一番多く使用されており、しっかりとした磨き心地が特徴です。 |
PBT | 極細毛の歯ブラシに採用されており、弾力性のある材質です |
動物の毛 | 毛が柔らかいものが多く、歯茎への負担が少ないのが特徴です |
歯磨きは口内環境全体に影響してきます。歯磨きをすることで口内の血行が良くなり健康な歯を維持できますので、歯ブラシの毛の硬さや材質も重要になってきます。
歯ブラシの「ヘッド」にも種類がある
ヘッドの種類と役目
歯ブラシを選ぶうえで意外と見落しがちなのが、ヘッドの部分です。日本の多くの歯医者さんはヘッドの小さい歯ブラシを使用して、奥歯の磨きにくい部分まで磨くことを推奨していますが、それではなぜヘッドの大きな歯ブラシが販売されているのでしょう。お年寄りや身体に障害がある人にとっては小さい歯ブラシで歯を磨くことはとても困難なことなのです。最近ではヘッドの大きな歯ブラシでも、しっかりと奥歯を磨けるようにヘッドの形などを工夫していますので安心して使用できます。歯ブラシ一つ一つに特徴がありますので、歯ブラシを購入する際には歯ブラシのヘッドにも注目しても良いかもしれません。以下に歯ブラシのヘッドの種類と特徴を示します。
歯ブラシのヘッドの種類 | 特徴 |
大きいタイプ | 歯との接触面が多く歯磨きが苦手な人でもきれいに磨けるのが特徴 |
小さいタイプ | 磨きにくい奥歯の歯磨きに向いている |
ダブルヘッドタイプ | 磨き心地が良く、口内の血行促進に良い |
自分の口内環境に適したヘッドを選択することが良い歯磨きをするポイントです。
年齢に合った歯ブラシを選ぼう
年齢にあった歯ブラシの選び方
歯ブラシ選びで一番考えなくてはならないのが、自分の年齢に適した歯ブラシを選ぶことです。歯や歯茎は年を重ねることでどんどん劣化していきます。アルコールやたばこを吸う人は特に口内環境の悪化が激しいです。ですので、自分の年齢と生活環境を考慮して、自分の口内環境に適した歯ブラシを選択しなければなりません。年代別に適した歯ブラシを表にして示します。
年代別 | 歯ブラシ種類 | 理由 |
乳児(乳歯) | 清潔なガーゼかヘッドが小さく毛先が柔らかいもの | 子供の柔らかい歯茎や口内環境を傷つけないため |
大人(永久歯) | 硬めの歯ブラシでも可 | 正しい歯磨きをすれば、歯茎に負担をかけずに効率よく磨けるため |
高齢者 | ヘッドが小さく毛先が柔らかいタイプ | 差し歯や入れ歯の人が多く、歯の隙間を効率よく磨けるため |
歯ブラシ選びを簡単に考えている人が多く見受けられますが、健康的で有意義な人生を送るためには歯ブラシ選びはとても重要です。かかりつけの歯医者さんと相談して、適切な歯ブラシを使用するようにしましょう。
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