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オフィスや学校などになくてはならない文房具といえば、ハサミもそのひとつ。いつもの場所にないと「あれ!どこだっけ?」と探し回る破目になるほど、折にふれて必要とされるものですよね。変わっていないように見えますが、実は文房具のハサミだってすごい進化を遂げているのです。使い勝手が良くて、切れ味バツグン。ストレスのない作業のために、おすすめのハサミをチェックしていきましょう。

工作などでおすすめしたいハサミは?

子どもの手にも安全 軽い切り心地が人気のハサミ

工作では長時間ハサミを使ったり、さまざまな角度で切り込みを入れたりします。持つ手に軽く、安全性にも配慮されているハサミに人気があります。売れ筋の価格帯は300~600円程度。相当な低価格でもかなり優秀な商品もあります。

○工作用ハサミ人気ランキング

メーカー 価格 特徴
貝印 398 カミソリでおなじみのメーカーから。テープを切ってものりが付きにくいスティックレス刃を採用。握りやすさを追求したグリップが特徴。
プラス 172 格安定番ハサミながらなめらかな使い心地が人気。カラー展開あり。コスパ優秀
無印良品 210 低価格で良品でおなじみの無印から。シンプルで清潔感のあるフォルムに切れ味が落ちないステンレス刃を使用。
プラス 338 厚いモノも薄いモノも手を傷めずに軽くカットが可能。粘着物がべたつかないフッ素コート加工。
コクヨ 383 作業しやすく手に優しい使い心地。粘着テープがつきにくいグルーレス刃。握りのやわらかいのが特徴的。
プラス 777 プレミアムチタン。軽い力で良く切れてさびや汚れに強い。
コクヨ 420 切れ味が20倍長持ち。グルーレス構造とフッ素コーティングによりのりがついてもべたつかない。

意外!キッチン用のハサミが工作に向くの?

小学校などの工作では、紙を切るのに適した小さな刃の薄いハサミが一般的です。しかし、ダンボールや、紙バンド、クリアファイル、ペットボトル、針金などをカットする必要がある工作の場合には、ギザギザのついたキッチン用のハサミがおススメ。切るものが固くても、滑りやすくてもガッチリと食い込みしっかりと切ってくれます。

頑丈で壊れにくいので、長年の使用にも耐え、お得です。またグリップ部分が広く、複数の指が入るので力が入れやすく危険がありません。サイズの割に開くときにあまり力が要らないというのも、使いやすい秘密です。

普通の工作用ハサミで使いづらいときには、ぜひ試してみてくださいね。

携帯に便利!コンパクトなハサミは?

オーソドックスな形の超ミニサイズ系

形は普通なのにサイズが極小、でも切れ味バツグンというハサミをお探しならば、おススメはこの2つ。

・長谷川刃物 極細デザイン用はさみ
・アルス ポケットセクレタリ

伝統的な技術で定評のある長谷川刃物の極細の刃を持つハサミは、ミリ単位まで妥協が許されないデザイン・設計関連から高い支持を得ています。その確かな切れ味は、ねらったライン通りにカッティングを実現。フッ素コートの刃のこれまでにない使い心地には、ハサミの概念をくつがえされるはずです。

アルスからは、おそらく世界最小&最薄といって良いほどのハサミが登場。ポケットの中に入れても、バッグの片隅に納めても、まったく存在を忘れるほどの軽さです。どこへでも連れて行ける親しみと、キュートなフォルム。それでいて鋭い切れ味をもつ、驚くべきハサミなのです。

え?ハサミなの?驚きの進化系モバイルハサミ

ちょっと見かけがハサミに見えない、携帯におススメのハサミは次の3つ。

・ミドリ CL コンパクトハサミ
・フィスカース 携帯用ハサミ
・サンスター文具 スティッキールはさみ

柄の部分に刃を収納するので、キャップ不要のミドリCL。一見カッターのようにも見えますが、スライドさせると刃が出て開きます。切れ味は中位ですが、普段使いには十分。クルマのダッシュボードや、バックの隅などにいつも入れておくととても便利そうです。

完全折り畳み型はフィスカースの携帯用ハサミ。引っ張って開くと軸が回ってハサミの形状となります。おもしろ文具に数えられそうなユニークさが楽しいハサミです。
サンスターからは、まるでペンのように見えるハサミが出ています。キャップを外すと刃が開く方式です。ペンケースに入れておくのにぴったりのデザインですね。

一刀両断!人気のハサミを厳選〜

買って損をしない高級系ハサミ

老舗の長谷川刃物から価格が8,000円という、オフィス用高級ハサミが販売されています。テープ類を切った際、接着剤が刃に一切残りません。刃の裏側に施したフッ素加工は、一般的なテフロン加工のさらに上。職人技による特殊加工によって、ベタつきを寄せ付けないハサミを実現しています。

最高級ステンレス素材を採用し、強度も最高クラス。滑って切りにくいビニル地、テント用生地、カッティングシートなど厚地素材も楽々カットできます。オフィス用ハサミには珍しく、刃の研ぎ直しなどメンテナンスが前提とされているため、半永久的に使用が可能です。価格以上の満足度があることは間違いありません。

良く切れるハサミのムーブメントはここから始まった

プラスから300円ほどで売り出されているハサミが、今、話題です。刃の微妙なカーブと、角度によってダンボールまでスカっと切れるストレスフリーのハサミが誕生。コスパは最高、手になじみ扱いやすい、オフィスにたくさんあると重宝なハサミです。

スコッチからも負けず劣らず、シャープな切れ味のハサミが出ています。こちらは1300円と、オフィスのハサミとしては中級クラス。「よく切れるハサミ」の元祖といっても良いでしょう。チタンコーティングされた刃は、従来よりも4倍も硬いのだそうです。耐久性の面でも2倍長持ち。使い心地は軽く、手に負担がかかりません。ちょっと良いハサミが欲しいのであれば、検討の候補になりそうですね。

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