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オフィスは家庭よりもずっと多くの人数が出入りします。目に見える以上のほこりによって汚れもひどく、備品として掃除機がかかせません。パワーの大きな業務用掃除機に目が行きがちですが、オフィス用掃除機にはどんな製品がおすすめなのでしょうか。注目の自動走行型ロボット掃除機はオフィスに向いているのでしょうか。もちろん購入時の価格や、邪魔になりがちな掃除機の収納も気になりますよね。このページではオススメのオフィス用掃除機を紹介していきます。


商品 特徴 商品詳細
日立 業務用掃除機 CV-G1 こまわりのきくコンパクトさで、店舗の掃除に最適 詳しくはこちら
日立 業務用クリーナー CV-G95K 集じん容量5.5L。金属ボディで耐久性に優れた業務用。 詳しくはこちら
パナソニック 業務用掃除機 MC-G3000P-S 丈夫でコンパクトな金属ボディと延長管。土砂ホコリも強力パワーで吸引 詳しくはこちら

オフィスにおすすめな掃除機の種類を比較しながら徹底解説

大きな論争点は紙パック式とサイクロン型

量販店でも手に入りやすい掃除機で、オフィスで使うとなるとまず悩むのが方式の違いです。紙パックかそのままゴミを捨てるサイクロンのどちらを選ぶかが、ひとつの論点となっています。

紙パック派は、オフィスで吸い込む砂、微細なほこり、虫の死骸などを気にせず一気に捨てられ、比較的メンテナンスが不要なところを利点に挙げています。一方のサイクロン派は、消耗品の買い足しが不要で、吸引力が高く、吸い取ったゴミを目で確認できるなどをポイントとしています。紙パックの場合は、吸引力が徐々に落ちるのが難点ですが、メーカーによってはかなり改良されています。またサイクロンの場合も、水分汚れが無いオフィスではゴミ捨ての手間もそれほど気にされていません。オフィス環境によって選択するのが良いようです。

方式 メリット デメリット
紙パック
  • 微細なほこりや虫など捨てる際に気にならず散らばらない。
  • 手軽
  • 徐々に吸引力が低下する
  • 紙パックの購入・交換が必要
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サイクロン
  • 消耗品の買い足しがない
  • 吸引力が落ちない
  • ゴミ捨ての際にほこりが立つ
  • ゴミカップの洗浄などメンテナンスが必要
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業務用は?充電式の実力は?その他の最新機能

業務用はパワーも強く、水濡れも気にせず利用でき、ゴミ容量も大きくできています。しかし、重量が大きく小回りがきかない、パワー調整ができない、音が大きいなどの問題点もあるようです。小回りの点で言えば充電式はコードのひっかかりもなく、軽快に使用できますが、やはり吸引力の点では見劣りがします。充電式で利用者の満足度が高いものは、海外メーカー品で価格も高くなります。補助的に使うのであれば問題ありませんが、メインの掃除機としては無理があるという声が多く聞かれます。

掃除機の種類 メリット デメリット
業務用掃除機
  • 吸引力が大きい
  • 乾湿両方に対応する
  • 壊れにくい
  • 大きい 重い
  • 重心が高く倒れやすい
  • パワー調整がきかない
  • 消費電力が大きい
  • 音がうるさい
  • 手元スイッチがない
  • ゴミ捨てに手間がかかる
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充電式掃除機
  • 機動性がある
  • 軽量
  • 手軽に利用できる
  • 吸引力がない
  • 時間制限がある
  • 充電に時間がかかる
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その他、各メーカーの便利な最新機能については次のようなものがあります。

  • ハウスダスト発見センサー ほこりセンサーでLEDが点滅
  • ライト付きブラシヘッド
  • 足ふみペダル型でヘッドを着脱

ロボット掃除機をオフィスに導入するメリットデメリット

ロボット掃除機はオフィス掃除の救世主?5つのメリット

自走式で誰もいないでもお掃除を完了してくれるロボット掃除機は、多少価格が高くても導入を検討したくなる魅力があります。実際に、オフィスでロボット掃除機を使うメリットにはどのようなことが考えられるでしょうか。

  • 人手がかからない
  • タイマーによりスケジュール管理が可能
  • 多少の段差は乗り越える
  • 清掃能力が高い
  • コンセントなどの配置を気にせずに済む

なんといっても最大のメリットは自動的に動いて掃除を完了してくれるため、人の手が不要となり時間の節約になります。タイマー機能があるため、人のいない夜間や土日などのスケジューリングが可能です。オフィスは家庭と比較し、段差はそれほど高くないためロボット掃除機の自走に向いています。思っていた以上に清掃能力が高いという利用者の声があります。同じ場所を数度往来するため、ほこりの取り残しはないようです。コンセントが必要なのは充電器の位置だけなので、通常の掃除機のようにコンセント位置を気にする必要がありません。

ロボット掃除機がNGのオフィスってあるの?5つのデメリット

現在国内販売されているロボット掃除機は、基本的にオフィス仕様ではありません。そのため、オフィスで利用する際のデメリットもあります。

  • 極端にゴミの多い業種は向かない
  • 水分や粘度のあるものを扱う業種は向かない
  • デスク・チェアが混み合っているオフィスは向かない
  • ケーブルなどの配線が床をはっている場合には向かない
  • セキュリティセンサーを作動させている場合には向かない

美容院や理髪店など大量のゴミが出る場所では、ロボット掃除機の廃棄物収納がすぐにいっぱいになるため、ストップしてしまいます。また、通常の掃除機ならば人間の目で確認して避ける事のできる、水分やワックス系の汚れもロボット掃除機は吸い込んでしまい故障の原因となります。ロボット掃除機はその機能により、小型化に限界があるため狭い場所や椅子の脚の立て込んだ場所は掃除ができません。ケーブルなどの配線は、予め壁に固定や床に固定する必要があります。意外なところでは、動くものを感知するセキュリティセンサーにひっかかるため、実際に警備員が駆け付けると言うトラブルも報告されています

掃除機はオフィス収納、ポイントは使用頻度と隙間

比較的よく使う掃除機だからこそ、オフィス収納は使用頻度がカギ

掃除機は形が変則的なため、収納に悩む人が多いようです。オフィスによって掃除機をかける頻度には、毎日か週に数回かという違いがあります。オフィス用品の中では、割とひんぱんに利用するものの方でしょう。使用時の出し入れに不便を感じない程度の場所を確保することが大切です

長いノズルをすべて分解すると、掃除の際に面倒なので、できるだけ崩さずに収納したいもの。ロッカーの裏側に大き目のフックを下げ、ホース部分が引っかけられるようにすると、スマートに収納できます。比較的小型なものであれば、大型キャビネットの一番下の引き出しに入れることもできます。ストックヤードなどがあるオフィスであれば、なるべく手前に立てかけておきます。いずれにしても、来客があった際のことを考えて見えない場所に置くようにします。

オフィスで掃除機の収納は、目立たない「隙間」を活用する

従業員だけに見える場所であれば、隙間を利用して収納しても良いでしょう。キャビネットの間や、デスクの影などちょっとしたスペースがあればしまい込んでしまうよりも、便利です。ボックス収納の最下段に置く場合には、目隠しの布などを下げて置けば見苦しくなりません。給湯室の隅、トイレの掃除用具置き場なども片付け場所には適します。
書類や備品の保管室がある場合、掃除機も一緒に収納しておけば、保管物の掃除もこまめにできます。コピー機周辺なども意外と空間がありそうな場所です。できれば他の掃除用具と一緒にまとめておけるならば、かなり理想的です。

掃除機での社内清掃と掃除業者、オススメは実は併用

人件費との費用対効果を考える企業が増えている

ひと昔前までは、正社員が社内掃除をするというのはごく一般的な考え方でした。お茶くみをするのも仕事の一環であった女子事務員が配置されていたり、社内の隙間業務をこなす人を雇う余裕があったからでしょう。

現在は、業務の一部を専門業者に外注し、出来る限り正社員を少なくするという会社が増えています。その分社員のこなす仕事は、専門的になりいわばエキスパートとして雇用している意識が高くなってきています。特にIT系の企業では、仕事の分化が当たり前です。そのような企業の経営者は、例え毎日15分の清掃でも、専門外の仕事をさせるのは人件費のムダととらえるようです。

社員・業者 メリット デメリット
社員が掃除機で清掃
  • コストが安い
  • 時間を選ばない
  • こまめにできる
  • 業務の時間が減る
  • 専門スタッフの場合コストが逆転する
  • 清掃能力に個人差がある
  • 定期的な掃除機の買い替えが必要
清掃業者に依頼
  • 清掃能力が高い
  • 徹底した美化が可能
  • 時間外での清掃が可能
  • 清掃用具の準備が不要
  • コストが高い
  • 予めの依頼が必要

満足度が高いのは定期清掃と掃除機の併用

かなりの大会社であれば、すべてを業者に依頼しているところも多いでしょう。しかし、中小規模のオフィスの場合には、経済的負担を考えるとそうもいきません。その場合、週・月・期末単位ごとに定期的な業者による徹底清掃を実施し、日常的には社員が掃除をするというのが現実的です。ちょっとした清掃を毎日短時間で行い、手の回らない部分はプロに任せることで、清浄化が維持され、気持ちよく業務に集中ができます

専門業者の手が入るメリットとして、物品の素材に合わせた清掃の知識が挙げられます。素人判断で家具や機器類を傷めるよりも、結果的にはムダなコストを削減することになる可能性もあります。便利で多機能な掃除機も開発されていますが、社内清掃と専門業者を上手に使いわけて、常に美しいオフィスを心がけたいものです。

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