みなさん普段の業務で何気なく使用している「シャープペンシル」ですが、いったいどのような筆記用具がご存知でしょうか?シャープペンシルの構造や、芯の種類、シャープペンシルの名前の由来など、以外に知らないことが多い筆記用具なのです。この記事では最新のシャープペンシルから、高級なシャープペンシルまで、人気の商品を皆さんに紹介いたします。この記事を通してシャープペンシルの特性をしっかりと把握しましょう。
<目次>
シャープペンシルって英語なの?
シャープペンシルの名前の由来は?
シャープペンシルは19世紀初期のイギリスで発明されました。その後日本にも輸入されました。日本では「繰出鉛筆」という名前で販売されていました。
しかし、繰出鉛筆は耐久性や機能性が弱く文具としてまだまだ発展途上にありました。この繰出鉛筆を改良して性能を著しく向上させたのが、大手家電メーカーの創業者「早川徳次」です。
彼は材質の改良からグリップや芯の太さなどにもこだわりを持って開発に取り組みました。その後彼は、早川金属工業という会社を立ち上げ、この繰出鉛筆を「Ever ready sharp pencil」という商品名で販売しました。シャープペンシルの名前の由来はこの「Ever ready sharp pencil」からきているそうです。シャープペンシルは和製英語なので、英語では「mechanical pencil」と呼びます。
- 1822年にイギリスのホーガンと、モーガンによって発明される。
- 1877年に日本に輸入されて、「繰出鉛筆」という名前で呼ばれていた。
- 1916年に(有)早川金属工業から「Ever ready sharp pencil」という製品名で発売される。
- 「シャープペンシル」は和製英語で、英語では「mechanical pencil」と表記する。
以上に簡単にシャープペンシルの歴史と呼び名に関してまとめました。意外とシャーペンの歴史が古いことに驚きですね。
鉛筆とシャープペンシルの特徴を比べてみる
鉛筆とシャープペンシルの違いは?
シャープペンシルが一般的に普及している今日も鉛筆は使用されています。シャープペンシルと鉛筆はいったい何が違うのでしょうか。
構造的な違いでは、本体と芯が同時に減っていくのが鉛筆で、芯のみが減っていくのがシャープペンシルです。鉛筆は使用すればするほど、グリップである本体も短くなってしまい、文字が書きづらくなってしまいます。シャープペンシルは本体に影響を与えずに芯を最後まで使用できるというメリットがあります。文字を書く場合は鉛筆よりもシャープペンシルのほうが若干有利な点が多いです。
鉛筆の優位性は文字ではなく、イラストを描く場合などに発揮します。シャープペンシルのグリップの握り方は限られていますが、鉛筆の持ち方は何種類もあります。また、芯の太さを微調整することができるのも、鉛筆の長所でもあります。シャープペンシルで上手に絵を描こうとすると、筆圧や握り方の仕方によって芯が折れてしまい、上手に絵を描くことは難しいです。なので、絵を描くことに関しては鉛筆に軍配が上がります。以下にシャープペンシルと鉛筆の違いを表にまとめます。
長所 | 短所 | |
---|---|---|
シャープペンシル | ・ 芯を取り換えることで長く使用できる ・ グリップ性能が良い ・ 文字を書くことに向いている |
・ グリップの握り方のバリエーションが少ない |
鉛筆 | ・いろいろな持ち方をすることができる。 ・ 芯の太さを微調整することができる ・ 絵を描くことに向いている |
・ 鉛筆削りがなければ芯を細くすることが困難である ・ 芯と同時に本体も短くなってしまう |
シャープペンシルと鉛筆の性質をしっかりと把握して、シチュエーションに応じて使いこなせるようになりましょう。
高級志向のシャープペンシルもある
高級シャープペンシル紹介
皆さんはシャープペンシルを購入する際にどのような基準で選択していますか?意外とこだわりを持ってシャープペンシルを使用している人が多いと思います。そこで、シャープペンシルにこだわりを持っている人のために、高級志向のシャープペンシルを何点か紹介します。
最初に紹介するシャープペンシルはドイツの有名筆記具ブランド「Pelikan(ペリカン)」の製品「スーベレーン」です。書き味を良くするためにペンの重心にこだわったシャープペンシルで、デザイン性にも優れた文句なしの一本です。
製品名/メーカー | おすすめポイント | 価格 |
---|---|---|
スーベレーン/ペリカン | ・ペン本体の重心にこだわった設計がされている ・ クラシックなデザインが高級感を出している |
20000円前後 |
次に紹介するシャープペンシルは三菱鉛筆から販売されている「ピュアモルドオークウッド・プレミアム・エディション」という商品です。このシャープペンシルの最大の特徴はペンの本体部分にウイスキーを熟成する際に使用する熟成樽を使用している点です。まさに大人の筆記具ですね。
製品名/メーカー | おすすめポイント | 価格 |
---|---|---|
ピュアモルドオークウッド・プレミアム・エディション/三菱鉛筆 | ・ ペンの本体に使用済みの樽材を再利用している ・ 比較的重量があり、安定した書き味を再現している |
5000円前後 |
書き味抜群・人気のシャープペンシルはこれ
人気のシャープペンシルはこれ!
今空前の文房具ブームが来ていますね。その中でも特に人気がある文房具がシャープペンシルです。各メーカー趣向を凝らした製品を発売しています。その中でも書き味に特化した人気製品を何点か紹介したいと思います。
最初におすすめするシャープペンシルは日本の有名文具メーカーゼブラのシャープペンシル「デルガード」です。この製品の最大の特徴は芯が折れにくいという点にあります。ペン先に2種類の特殊なスプリングを組み込んでおり、無駄な筆圧を吸収してくれます。このシステムによって、格段に芯が折れにくくなりました。
製品名/メーカー | おすすめポイント | 価格 |
---|---|---|
デルガード/ゼブラ | ・芯が折れにくい ・芯が詰まりにくい ・ 軽量 |
400円前後 |
2本目のおすすめのシャープペンシルは、有名文具メーカー「ぺんてる」から発売されている「スマッシュ」です。この製品のおすすめポイントはペン先の口金にあります。一般的なシャープペンシルよりも口金が長く設計されており、書いている文字が見やすくなっています。ラバー製のグリップも指にフィットするよう設計されており、ストレスなく文字を書くことができます。
製品名/メーカー | おすすめポイント | 価格 |
---|---|---|
スマッシュ/ぺんてる | ・口金が長く、書いている文字が見やすい ・ラバー製のグリップが指の負担を軽減してくれる |
800円前後 |
文具メーカーの飽くなき書き味への探求心には頭が下がります。書き味の良いシャープペンシルを使用して、気持ちよく仕事をしましょう。
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