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PCで仕事をするのが当たり前のとなった現代では、毎日必ず触れるキーボード。ふと見ると、手の皮脂などでかなり汚れていることに気づくことも多いでしょう。 でもキーボードの複雑な凸凹は、なかなかきれいに掃除できません。どうしたら効率良く掃除することができるのでしょうか。またオフィスでは、飲み物をこぼすといったアクシデントも起こりがちです。ここでは、キーボードの掃除の方法や、お掃除に使えるグッズ、液体をこぼしたときの対処などについてお役立ちの情報を見ていきましょう。

PCキーボードを定期的に掃除していますか?

簡易的な掃除はお手軽グッズで


普通のオフィスや家庭であれば、よほどのことがない限り、ホコリでキーボードの動きが悪くなるということはないでしょう。が、環境によっては、砂ほこりや木くずなどが入ることもあるかもしれません。
表面の汚れを取る程度のお掃除は、皆さん机周りの清掃ついでに行っているようです。少しくらいのベタつきであれば、OAクリーナーかアルコール除菌ティッシュなどでもふくことができます。すきまのホコリは細いノズル付きのエアダスターや、100円ショップでも売っているエアブラシで追い出すと効果的。そのようなものが身の回りにないという場合、セロテープの粘着面が外側になるように2つ折りにし、すきまを滑らせるとホコリが付いてきます。付箋ののり部分でも同様に使えるので、お掃除グッズが何もない場合には試してみてください。f


脂とホコリが固まったような汚れがこびりついているのならば、キートップを外して洗浄するのが一番てっとり早い方法です。「え!分解なんてできるの?」と思うかもしれませんが、意外と簡単にできます。あわてずに次の手順で行いましょう。

    1. 元通りのキーボード配列にするために事前に写真を撮って置く
    2. 外したキートップを失くさないように入れ物を準備
    3. ノートPCの場合はつまようじか竹串状のものを準備
    4. デスクトップ用キーボードの場合はマイナスドライバーを準備
    5. テコの要領でキーボードを外す
    6. 中性洗剤をぬるま湯に入れてキートップを洗浄する
    7. よく洗剤を落としてタオルドライ
    8. 本体はブラシか掃除機のノズルでホコリを取る
    9. キーを元に戻す

ノートPCの方が力を入れなくても外れますが、裏側についているゴムや金属の部品を失くさないように気をつけてください。キートップを戻すときには、カチッと音がするまでしっかりと押し込みます。キートップの洗浄には、歯ブラシなどを使うと凹んだ部分の汚れが良く落ちます。

「キーボードに飲み物をこぼした!」どう掃除する?

デスクトップ用キーボードは復旧の可能性あり


本体とUSBなどでつながっているキーボードであれば、まずは接続を外します。無線の場合は、電源を切っておいてください。
キーボードの下にタオルなどを敷いて、ざっと上部の水分や、キートップの間を綿棒などでふきとりましょう。その後、キートップ部分を外し、水洗いを行ないます。キー配列の記録をしっかり取ることをお忘れなく。基盤の部分は固く絞った雑巾で、ベタつきがなくなるまで良くふき取ります。水分が基盤に達してショートしていなければ、復旧する可能性があります。問題は、こぼしたものの糖分など、含有する成分です。糖分は乾くにつれて粘着性をもちます。また、乳成分なども乾燥すると固形化するため、徐々に障害が起きる恐れがあります。

ノードパソコンは故障の危険性が高い


キーボードと一体型のノードパソコンでは、ごく少量でも故障する可能性の方が高いと考えてよいでしょう。すぐに電源、バッテリー、周辺ケーブルを外し、ひっくり返してしばらく置いてください。その後、慎重にキートップを外して、内部を良くふき取ります。ドライヤーを使う場合には、必ず冷風にしましょう。外したキートップはしっかりと水洗いをし、水分がなくなるまで乾燥させます。できれば2~3日放置するのがベストです。その後キーを元に戻し、様子を見ながら電源を入れます。正常に起動しても内部に液体が入り込んでいると、次第に異常が現れます。必ずこの時点でバックアップを取ってください。内部には高電圧がかかり、ショートすると危険です。動作異常が起こる前に、メーカー点検に出すことをおすすめします。

キーボードの掃除におすすめしたいこのアイテム!

画期的!キーボード掃除用スライム?


キーボードのお掃除グッズには、クロスやスプレーなどがありますが、画期的な商品が「スライム型」クリーナーです。おもちゃのスライムを少し硬くしたような感触で、自在にキーボードの隙間に入り込みます。程よい粘着力によって、ゴミや毛、汚れを取り除きます。柔らかいけれど、ちぎれてキートップの間に残ってしまうことはありません。手軽なわりにかなりきれいになり、手が汚れず、子どもでも面白がって作業ができます。袋入り・ボトル型・カップ型があり、価格は400~800円。キーボードの掃除にストレスを感じていた人は、試す価値がありそうです。

お手軽なシリコンブラシや専用掃除機も!

キーボード用のブラシの中でも、シリコンブラシは特に優秀です。静電気によって汚れを吸い取り、水洗いすれば何度でも使えます。ポップでカラフルなカラーも、女性受けしそうですね。キーボードにもパソコン周辺のお掃除でも、活躍しそうなUSBクリーナーが便利。小型掃除機ですが、細かなチリや髪の毛に対しては十分な吸引力です。キーボードの溝を掃除するアタッチメントもついているので、掃出しながら吸い込みができます。
キートップを外して洗浄したいけれど、外すのに自信がないというときには、専用の引き抜き工具が出ています。ドライバーよりも破損の心配なく、初めてでも簡単に外すことが可能です。200円とお手頃なので、ひとつ持っておくと安心ですね。

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