印鑑にも風水が関係していることをご存知ですか?日常生活の節目には、必ず必要とされる印鑑。より良い人生を送りたいという意識から、風水に目を向ける人は多くなりましたが、なかなか印鑑までは思い至りません。ここでは、風水で運気に関係する印鑑の色や書体、材質などについてご紹介していきましょう。
<目次>
印鑑選びが風水に影響する?
印鑑はその人そのものの在り方に通じる
サインが主流の欧米とは異なり、日本ではすべての申請や決まり事に対して、印鑑が活躍します。誕生、結婚、死亡という大きな人生の節目となる届け出や、銀行・郵便局での預金関連、さらに家や土地の売買など。印鑑を押すことは、確かに自分の意志であるという証明でもあり、ある意味その人の分身であるともいえるでしょう。そのため、良い印鑑、つまり吉相の印鑑を持つことは、運気を上げることにもつながります。何となく必要に応じて購入してしまう印鑑ですが、自分の人生に合った印鑑を持つことで人生に大きな変化が訪れるかもしれません。
100円の印鑑を持つ人には100円の価値がつく?
印鑑は押されたものが、いわば自分の身代わりとなって社会に出てゆくものです。今は100円ショップでも印鑑が購入できますが、印鑑をおろそかに考えるということは、自分の存在もいつの間にかおろそかになる可能性があるということ。印鑑をいい加減に扱うことは、自分の価値を下げることにつながりかねません。自分を表すものとして大切にされた印鑑には、魂が宿るという説もあるほど。姓名判断でよくない画数であっても、印鑑の書体や彫り方によっては弱点を克服できると言われます。何かあまり運が良くないなあ…と感じる人ほど、風水的に良い印鑑を持つべきなのでしょう。
風水に基づいた印鑑の色の選び方
なりたい自分に近づく!印鑑の色にこだわろう
風水では色と運気にとても密接な関係があります。カラーが一致しそうな印鑑の素材と一緒に見ていきます。
○風水上の色の意味と印材例
色 | 意味 | 効用 | 印材例 |
---|---|---|---|
赤色 | 仕事運 健康運 決断 | 決断力を高めたい | アグニ |
青色 | 浄化 協調 冷静 | ダイエット | ラピスラズリ |
白色 | 財運 癒し | 人間関係改善 | 象牙 |
黒色 | 品格 秘密 荘厳 | リーダーの才能 | 黒水牛 |
イエロー | 金運 変革 変化 | 積極性 | イエロージェイド |
グリーン | 健康運 安心 平安 | 平穏 平和 | ヒスイ |
パープル | 極める 沈着 気品 | 一目置かれる | アメジスト |
オレンジ | 出発 子宝 | 元気と勇気 | 琥珀 |
ピンク | 幸運 恋 結婚 | 華のある人生 | ローズクォーツ |
風水で足りないものを補う
本来の印材はそれほど色鮮やかなものではなく、どちらかというと落ち着いたトーンのものが多くなります。印鑑で運気を変えたい、という場合は樹脂製のカラーハンコや、パワーストーンを普段使いの認め印として利用するのが良い方法です。実印や銀行印はおいそれと変更するものではありませんし、価格もそれなりに高価です。その時々の状況に合わせてカラーを選ぶのであれば、シャチハタ代わりに気楽に使える場面から変えてみましょう。業務上で自分の印鑑を押すシーンは意外と多いものです。特に女性は、可愛らしい色合いの印鑑で仕事をすれば、それだけで気分が上がります。都度、印鑑から力づけてもらえると良いですよね。
風水に基づいた印鑑の書体の選び方
読みやすい書体 読みづらい書体
同じ印鑑でも用途によって書体が違いますよね。認め印は誰がついたのかわかりやすい書体を使うのが一般的。それに対して、実印や銀行印は偽造がしづらいような、デザインのような書体を使います。
印章用の主な書体には、次のようなものがあります。
○印章用に使われる主な書体例
書体名 | 主な用途 | 特徴 |
---|---|---|
篆書体(てんしょたい) | 実印 | 古くから印章に使われている文字 |
太枠篆書体 (ふとわくてんしょたい) |
銀行印 | 太字と細字のバランスが良く軽やかな印象 女性向き |
吉相体(きっそうたい) | 銀行印 | 篆書体をベースにしたデザイン性の高い吉運文字 |
隷書体(れいしょたい) | 認め印 | 古い文字ながら可読性にすぐれている |
古印体(こいんたい) | 認め印 | 可読性がもっとも高く認め印に最適 |
おススメの開運文字はコレ!
多くの印鑑販売業者が開運の文字として使用している書体が、吉相体です。もっとも古くからあり、から伝わった篆書体(てんしょたい)が元となっています。篆書体(てんしょたい)がつくられたのは、紀元前221年、秦の始皇帝時代のことです。
これが印鑑に使用される印篆(いんてん)となり、その後の印章のパターンの基礎ができます。現在、縁起が良いとされる書体はその印篆(いんてん)をベースにしたもの。画数を調整し八方広がりなどを取り入れた「印相体」「吉相体」「八方篆書体」などのバリエーションで彫り込まれます。書体に関しては、注文を受けた際に予めのイメージを見せてくれるサービスもあります。姓名に使われる文字によっては、より吉相となるようにデザインをしてくれる彫り師さんもいるようです。
風水に基づいた印鑑の材質の選び方
印鑑の「格」によって材質を選ぶ
印鑑にも格の違いがあります。上位から、実印・銀行印・認め印となりますが、上位ほど自分の存在に近いもの、あるいは自分の財産に関連するものとされます。印鑑の素材選びにもっともこだわらなければならないのが、自分本体ともいえる実印です。
実印の素材として最高級材料とされるのが象牙ですが、風水的には必ずしも最良とは言えないようです。これは、象牙は動物の死から得られたものと考えるため。開運を阻む、あるいは困難を乗り越えての開運、ととらえられ、運気が弱いときに持つとなかなか上昇できないといわれています。実印の素材としては、その他に黒水牛や柘が推奨されています。作る時期によっても素材を考える必要がありそうですね。
風水でおススメなのは樹木に宿る力
どのような時期であっても、オールマイティに薦められる素材が、柘です。風水では、樹木は邪気をはらい、成長や発展を促すものとされています。木製の印鑑をもつことで、災いを避け、運気が上がるのを期待できます。もちろん、印鑑一本ですべてが好転するとは信じられないのは当然です。が、日常で使うものであり、生活に密着している印鑑は、社会との向き合い方が現れるもの。最高級品ではなくても、納得した品を自分の分身として使うべきなのです。実印、銀行印、仕事印のどれにしても、おろそかに扱うことはできません。まずは自分の手に届く範囲から、こだわりの印鑑を求めてみてはいかがでしょうか。
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