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荷物を作ったり修復箇所を貼ったりと、様々なシーンで使われる便利なガムテープ。 でもはがした跡が残ったり、服についてしまったりするとなかなか厄介です。良くあるのがガラスやプラスチック・壁紙に残ったガムテープの跡。ここではみんなが知りたいガムテープの跡が残らない使い方、ガムテープの跡の落とし方・きれいなはがし方などについて見ていきましょう。

衣服についたガムテープの跡を落とすには？

粘着VS粘着　ガムテープで落とすのは効果あり？

ガムテープのベタベタはこすると余計、衣服の繊維に入り込んで取れにくくなります。服の素材にもよりますが、次のような手段を試してみましょう。

1. ガムテープで落とす
2. 中性洗剤とお湯で落とす
3. 消しゴムを使う
4. アルコールを使う

「え、ガムテープ？」と思われるかもしれませんが、この場合、粘着性のあるもので粘着を取り除く考え方です。より強力な布製のガムテープを使います。衣服についている方は、ドライヤーなどで温め、柔らかくしておきます。一気に行おうとせずに地道に少しずつ、布地をたたくようにして取ります。布地にダメージが無いようであれば、中性洗剤をそのままたらして少し置きます。もみながらぬるま湯をかけると、溶けたように落ちる場合があります。消しゴムは、ジーンズ地など固い布地のみに有効です。柔らかい生地は傷める恐れがあるので、おすすめしません。アルコールを使う場合には、裏側の目立たない部分で色落ちしないか確認後に行ってください。粘着が固まりになってポロポロと取れてきます。
いずれの場合も、洋服の生地を傷めてしまう恐れがあることを忘れてはいけません。大切な洋服の場合には、やはりプロのクリーニング店に相談した方が良いでしょう。

ガラスやプラスチックについたガムテープの跡を落とすには？

ガラスは傷に注意をして落とす

家の中でガラスについたガムテープの跡を落とすのに使えるものには、次に挙げるようなものがあります。

• 酢
• 台所用液体洗剤
• 灯油
• ライターオイル
• ベンジン
• 除光液

コツは一度に取ろうとせず、部分に含ませてしばらく置くこと。キッチンペーパーなどに浸み込ませ、ガムテープの跡に当てます。上からラップやビニールで覆い乾燥しないようにしておきます。20～30分おくと、取れやすくなります。はがれにくいところは、スクレーパーを使い、こすり落とします。スクレーパーがなければ、割り箸やシリコン製のフライ返しなどでも代用できます。

プラスチックの粘着はがしは溶剤に注意

プラスチックの場合も、ガラスとほぼ同様の手順で取れますが、ガラスと違い溶けてしまう恐れがあります。

○プラスチックと溶剤の関係

家庭用の食用酢はさほどの心配はいりません。ただ影響の少ない溶剤についても、長時間放置するのは止めた方が良さそうです。この他にも安全な手段としては、ドライヤーで粘りを温めた後に、ガムテープで粘着させて取り除く。ハンドクリームを塗り込んで、転がすようにして取る、などがあります。また、市販のシールはがし剤では、プラスチックに対応したものもあります。頑固な汚れの場合には、そちらを試してみると良いでしょう。

壁や壁紙についたガムテープの跡を落とすには？

クロス貼りは専用リムーバーが無難

壁紙の場合、無理にガムテープの跡を取ろうとすると、クロス自体を傷めたり剥がしてしまう恐れがあります。素人判断よりは、専用のリムーバーに頼るのが安全策です。ホームセンターでは、素材別の粘着はがし溶剤が販売されています。「ステッカーリムーバー」などの名称で売られていますので、必ず壁素材と確認して購入しましょう。クロス貼りは一見こすっても大丈夫のように見えますが、粘着物の場合には液体汚れと異なり、壁紙の表面まではがれてきます。粘着部分を溶かして出して落とすことが大切です。

壁は材質によって溶剤を変える

壁の場合には、その材質によって落とし方が変わります。木材の場合は、ガソリンで落とすことができます。シールはがし剤のシンナー系は、表面がプラスチック加工された壁材では、溶けることがあるので気をつけてください。土壁のような材質であればガムテープが樹脂のようにカチカチに固まっている時は、予めカッターなどで削り取っておきます。壁本体を傷つけないように注意してください。その後、紙やすりですり落とします。ライター用のオイルは、どの材質の壁でもダメージなく落とせる溶剤です。落としたい部分に浸み込ませてから、少し時間を置きます。通常は3～5分、カチカチの場合はさらに長く置きましょう。よほどの汚れでなければ、わりと簡単に落とすことができます。