インクジェット対応のコピー用紙。法人向けの種類と比較

最近オフィス用品としての利用も人気となっているインクジェットプリンターには、にじんでしまう、コピー用紙が波打ってしまうといったデメリットがあります。そのような課題を解決してくれるのが、インクジェット対応のコピー用紙であるインクジェット用紙です。しかしインクジェットの種類や価格は意外とわかりにくいものです。そこでこのページではインクジェット用紙の種類や価格をわかりやすくまとめ、また本当に安いインクジェット対応のコピー用紙を紹介しています。

＜目次＞

インクジェット用紙、インクジェット対応のコピー用紙とは

プリンターにはインクジェットプリンターとレーザープリンターの2種類があり、最近はオフィス用プリンターとしてインクジェットプリンターを使用する会社も多くなってきました。しかしインクジェットプリンターで印刷、コピーすると、インクがにじんだり裏写りしたりしてしまうといった問題点があります。

インクジェット用紙とは、インクジェットプリンターに対応したコピー用紙のこと。インクジェットプリンターで印刷したときに、にじみや裏写りしないように紙に加工がほどこしてあるものを指します。一般的にインクジェット用紙といわれるコート紙はベースの紙の上にコート層を作ることで、インクジェットプリンターで印刷してもきれいに印刷できるようになっています。
また普通のコピー用紙の普通紙でも、インクジェットに対応しているものとインクジェットに対応していないものがあるので、もしお使いのプリンターがインクジェットプリンターなら、コピー用紙を買うときは選び方に注意が必要です。

インクジェット用紙の種類は基本的にはこの3種類

インクジェットに対応しているコピー用紙といっても色々な種類があります。単純にインクジェット用紙だからといって、思っていたものと違った種類のコピー用紙を買わないようにしっかり確認しておきましょう。

インクジェット対応の普通紙
マット紙
光沢紙

インクジェット対応用紙といわれるものにはこの3つの種類があり、それぞれ用紙の特徴と用途が異なります。

一般的にコピー用紙といえばこれ！インクジェット対応の普通紙

普段私たちがコピー用紙と呼んでいるのは、この普通紙です。前述のとおり、普通紙にはインクジェット対応のものと非対応のものがありますので、選ぶ際には対応表をしっかりチェックするようにしましょう。

インクジェット対応の普通紙は後述のマット紙や光沢紙とは違い、紙の表面に塗料が塗られていないので、安価な上に普通のコピー用紙と同様に使うことができる反面、画像などをプリントアウトするときには他のインクジェット用紙ほど鮮明にはなりません。しかし、単純なテキストなどをインクジェットプリンターで印刷するなどオフィス用のコピー用紙として使用するには十分だといえるでしょう。

厚手で光らないマット紙

マット紙、光沢紙はコート紙ともいわれ、普通紙とは違って紙の表面にインクジェットプリンターに対応するために塗料が塗られています。

マット紙はいわゆる厚手のインクジェット用紙で、普通紙に比べて厚い用紙です。また光沢紙と比べると、表面はつるつるしていなく、ツヤもありません。画像の印刷にも優れていますが、文字も印刷する場合は光沢紙よりもマット紙の方をおすすめします。

インクジェット用紙で最高級の光沢紙

光沢紙とは、紙の表面が光に反射して輝いて見えるコピー用紙です。写真印刷用の片面がつるつるした紙がこの用紙です。主に画像や写真の印刷に優れていて、鮮明に印刷することができますが、文字を含む資料などの印刷には向きません。

		特徴	使用用途	商品	1枚の価格
普通紙		コストパフォーマンス◎ ビジネス文書に最適	写真入りの資料カタログ校正	EPSON ビジネス普通紙 A4 500枚	1.22円/枚（税別）
コート紙	マット紙紙	裏移りがないシワになりにくい	プレゼンの資料チラシ	コクヨインクジェット用紙スタンダード A4 250枚	3.78円/枚（税別）
コート紙	光沢紙	光沢のある厚手タイプ	デジタル画像の大サイズでの出力や資料作りに	フジフイルム画彩高級光沢紙 A4 100枚	19.0円/枚（税別）

特に気をつけなければいけないのは普通紙とコート紙の違いです。通常ビジネス用でインクジェット用紙といわれたら、インクジェット対応の普通紙だと考えるのが一般的です。

インクジェット対応コピー用紙の価格を比較

インクジェット用紙の種類の中でも、「普通紙→マット紙→光沢紙」の順番で、だんだんと価格も高くなっていきます。
しかしインクジェット用紙の種類は価格ではなく用途に合ったものを選ぶのが第一なので、あまりこの種類での価格の比較は気にする必要はありません。

インクジェット対応用紙とインクジェット非対応用紙の値段比較

インクジェット用紙は通常のコピー用紙に加工をしているため、どうしても普通のコピー用紙に比べると値段が高くなってしまいます。一般的なオフィス用品としてのコピー用紙であるA4の普通紙で1枚当たりの価格を比較すると

インクジェットに対応してないコピー用紙・・・約0.7円
インクジェットに対応しているコピー用紙・・・約1.0～1.4円

多少のインクの裏写りなどを気にしないのであれば、インクジェット対応用紙でなくても問題はないとは思います。

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紙厚	187ｇ/㎡（0.23ｍｍ）
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対応機種	カラーインクジェットプリンタ