ジメジメした季節に、除湿剤は必要不可欠な存在です。また、除湿剤はクローゼット用や衣装ケース用、布団用、靴用など様々な用途で使い分けることによってより高い効果を得ることができます。ここでは、除湿剤に使われている代表的な薬品や特徴、おすすめの除湿剤などを紹介していきます。除湿剤についてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひとも参考にしてください。
<目次>
まずは、除湿剤の種類を知ることが大事
除湿剤にはどんな種類があるの?
除湿剤には様々な種類があるので、使用したい場所や目的によって選び方も変わってきます。一般的に除湿剤というと「水とりぞうさん」のような設置型タイプの除湿剤を想像する人が多いかもしれませんが、お菓子や食品の袋の中に入っている袋型や、シート型のタイプまであるので、使用する際は適切なタイプを選びましょう。
例えば、部屋の湿気が気になるのであれば、前述した「水とりぞうさん」とシートタイプの除湿剤を併用してもいいでしょう。
布団などの布製品にこもってしまう湿気が気になる季節には、湿気取りだけでなく、防虫・防ダニの機能を兼ね備えたタイプの除湿剤などもおすすめです。
一般的な除湿剤の3タイプはコレ
除湿剤に使用されている薬品には大きくわけると3つのタイプに分類されます。それぞれの特徴についてみていきましょう。
タイプ | 塩化カルシウム | シリカゲルA型 | シリカゲルB型 |
特徴 | 水とりぞうさん、ドライペットなど、様々な除湿剤で使われている薬品で、見えない水分を箱の中に吸収してくれるので、最も効果を実感することができます。塩化カルシウムは高い効果を得られるものの、薬品が直接人体に触れると悪影響を及ぼすというデメリットもあります。 | お菓子の中の小袋に入っている除湿剤に使われているのが、シリカゲルA型という薬品です。高湿度、低湿度関係なくせっせと湿気を吸収してくれるのが特徴です。吸収性がとても高いので、場所によっては乾燥し過ぎてしまうこともあり、使用する場所には注意が必要です。 | シリカゲルB型は比較的、応用範囲が広いのでここはNGという場所がありません。まんべんなく除湿をしてくれるものの、塩化カルシウムやシリカゲルA型と比べると効果はやや薄いため、本格的に除湿したい場所には適していないかもしれません。ほどよく除湿効果を得たいというときには、このシリカゲルB型が高い効果を発揮してくれるでしょう。 |
吸湿量やスピードなど、何を重視するかで除湿剤の選び方は変わる
吸湿量を重視したい方へおすすめの除湿剤
「部屋の湿気が気になってたまらない」というケースでは少しでも多くの量を吸収したいはずなので、まず設置したいのが「水とりぞうさん」や「ドライペット」などの除湿剤です。
タイプによって異なるものの、4~500ミリリットルは吸収してくれるので、まずはこちらを設置してみてはいかがでしょうか。
梅雨時期でカビが気になるのであれば、複数の除湿剤を設置するなどの対処を行えば、より効果を実感できるでしょう。こちらのような水分をたくさん吸収してくれるタイプの除湿剤にもいくつか種類があるので、部屋の大きさによって適切なものを選びましょう。
スピードを重視したい方へおすすめの除湿剤
すぐにでも部屋を除湿したいという場合ですが、部屋の広さや状況によっては、すぐさま高い除湿効果を得るということは難しいものの、工夫の仕方によっては通常よりも除湿のスピードを得られる方法があります。
その工夫の方法とは併用です。先ほど紹介した塩化カルシウムを使用した「水とりぞうさん」のようなタイプの除湿剤とシリカゲルA型の薬品を使用した除湿剤を併用することで、より高い効果が実感できます。注意しておきたいのが、乾燥過多です。環境によっては急に部屋が乾燥してしまうこともあるので、湿度計などを見ながら、肌だけではなく、目でも湿度を確認できる状態にしておきましょう。
これでもう湿気に悩まない!おすすめの除湿剤
使用場所別おすすめの除湿剤
除湿剤の選び方で悩んでいる人が多いようですが、使用する場所や用途に合ったタイプを選ぶことがとても重要です。
ここでは、用途ごとのおすすめの除湿剤を紹介してきます。
設置場所 | クローゼット用 | 布団用 | 室内用 | 靴用 |
おすすめ商品 | エステー 備長炭ドライペット クローゼット用 | プラス備長炭 カラッと快眠 除湿シート |
水とりぞうさん 400ml×3パック |
ドライペット スピード吸湿 くつ用 150g×2個 |
価格 | 700円 | 1500円 | 200円 | 370円 |
特徴 | 備長炭と活性炭を配合して、湿気とニオイを吸い取る、吊り下げタイプの除湿剤。 | 備長炭配合+B型シリカゲルで余分な水分を吸収し、人体に対して快適な湿度にコントロールしてくれます。 | 室内の気になる湿気を除湿してくれます。粒状塩化カルシウムを成分とし、除湿をメインとした商品。 | 靴の中に入れるだけで、翌朝までに靴の内側の湿気を除去する除湿剤。 |
除湿剤を購入する際の注意点
除湿剤を選ぶ際の注意点ですが、比較的に空気が乾燥している秋に除湿剤をたくさん設置してしまうと、部屋が乾燥し過ぎてしまうことがあるので、季節によって適切な使い方をするように心がけましょう。また、除湿剤は種類によっては人体に影響がある薬品を使用しているので、小さなお子様やお年寄りがいるご家庭では、設置場所に十分注意が必要です。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。