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歯ブラシにもいろんなタイプのものがありますが、あなたはどんな歯ブラシを使っていますか？実は、歯ブラシの選び方を間違えてしまうだけで歯周病や虫歯の原因になってしまうこともあるので、口や歯の大きさに合った歯ブラシを選ぶのはとても重要なことなのです。ここでは歯ブラシの形状、毛先の太さ、ヘッドの大きさなど様々な視点から正しい歯ブラシを選ぶコツをご紹介していきます。大切な歯を歯周病や虫歯から守りたいと考えている人はぜひともご参考ください。

歯ブラシの選び方を間違うとこんなトラブルに

ありがちなトラブル

口や歯の大きさは人ぞれぞれで異なるので、自分に合った歯ブラシを選ぶのはとても重要なことです。口や歯の大きさに合っていない歯ブラシを使うと、どんなに時間をかけて丁寧に磨いても磨き残しができてしまいます。磨き残しがあると歯周病や虫歯の原因になるので、歯ブラシを選ぶ際は口や歯の大きさに合ったものをチョイスしましょう。歯ブラシを選ぶ際に気をつけるポイントは大きさだけではなく「硬さ」も重要です。歯茎が弱っている状態の人は、硬い歯ブラシでゴシゴシ磨いてしまうと歯茎をさらに痛めてしまうので、柔らかいタイプをオススメします。

歯周病の原因にも

先ほどでも少し触れましたが、磨き残しが習慣になってしまうとプラーク（歯垢）を落としきれずに歯周病の原因になることがあります。口の中には300種類から500種類もの細菌がいると言われていますが、歯ブラシ選びを間違えてしまい、磨き残しがあると細菌にくっつきプラークとなるのです。プラークは時間が経つにつれて歯磨きでは落とせない歯石となってしますが、このような事態にならないためにも、正しい歯ブラシ選びを行いましょう。歯周病を誤って解釈して大した症状だと思っていない人が多いようですが、歯周病が原因で引き起こる病気として、糖尿病や肺炎、冠動脈心疾患といったものがあるので、歯ブラシ選びとブラッシングには十分にこだわりましょう。

歯ブラシの選び方のポイントを知る

毛の硬さについて

口の中の細菌や汚れは本来は柔らかいものなので、正しく磨けていれば毛の硬さは「やわらかめ」で十分ですが、メーカーによって硬さが異なるので、何本か試してみて一番しっくりくる歯ブラシを選んだほうが良いかもしれません。虫歯も歯周病もなく、口の中がいたって健康な人であれば、毛の硬さは「やわらかめ」で十分でしょう。「やわらかめ」を使用して磨き残しが気になるようであれば「ふつう」を使用しても良いかもしれません。「かため」は力を入れて磨かなくても歯茎を傷つけてしまうこともあるので、あまりオススメはできません。

歯ブラシの毛先の形状について

歯ブラシの毛先には様々な形状があります。まっすぐなタイプのものからギザギザの山型のタイプなどがありますが、どのようなタイプをお使いですか？ギザギザの山型の歯ブラシは一見すると、歯にフィットして磨きやすそうに感じますが、ギザギザが思うようにフィットせずに逆に磨き残しが増えてしまうというケースが多いようです。一概には言えませんが、山型の歯ブラシを使用している人は”磨いたつもり”になっていて磨き残しが発生しているおそれがありますので、今一度自分にあった歯ブラシを検討してみてはいかがでしょうか。また、磨く時の手の動きはどうしも癖があり、偏ってしまいます。磨き残しが心配な方は、電動歯ブラシを使ってみるのも良いかもしれません。

歯周病を防ぐための歯ブラシの選び方

毛先が極細を選ぶ

歯周病を予防するには、歯磨きのブラッシング方法がとても重要なポイントになってきますが、歯周病予防に有効な歯ブラシがあります。それは、毛先が「極細」タイプのものです。毛先が細いことで歯周ポケットも磨けるので、歯周病が気になる、歯周病を予防したいという人には極細タイプをオススメします。メーカーによっては極細よりさらに細い「超極細」タイプもあるので、気になる方はぜひとも試してみてください。毛の細さについては下記のグラフをご参考ください。

ちなみに、超極細は毛先が細すぎるが故に柔らかすぎて汚れが落ちないという意見もあるようです。

ヘッドがコンパクトなタイプを選ぶ

歯ブラシを選ぶ際はヘッドの大きさにも注意しましょう。ヘッドが多少大きくても手前やサイトは綺麗に磨けるのですが、奥歯は届きにくく磨き残しができてしまうというケースが多いようです。磨き残しを防ぐには、ヘッドが小さいタイプがオススメです。横幅もスリムな方が、スムーズにブラッシングが行えるはずです。メーカーによって異なりますが、毛束が3列のタイプのものは大分スリムになるので、磨き残しや歯周病を防ぐには有効です。毛束が少ない分、時間をかけて歯磨きを行うことも忘れないようにしましょう。