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税理士試験に電卓の使用は必須です。試験で合格するためには電卓のテクニックや知識についてどれくらい知っておく必要があるのでしょうか。また、税理士試験で使用できる電卓とはどのような電卓なのでしょうか。試験で使用できる電卓から使用禁止の機能や、試験のために必要な電卓の操作について詳しく解説をしていきます。

税理士試験とはどういう試験?

税理士試験って何?

税理士試験とはどのような試験なのでしょうか。その名の通り税理士になるための試験であり、税理士になるために必要な能力を備えているかどうかを判断する事を目的とし、国税審議会が行う試験を税理士試験といいます。税理士試験が難しい試験だという事は明らかですが、どのような試験かというと税法科目が以下の9科目に分かれており、それぞれの科目から出題されます。

  • 所得税法
  • 法人税法
  • 相続税法
  • 消費税法
  • 酒税法
  • 国税徴収法
  • 住民税
  • 事業税
  • 固定資産税

税理士試験に合格をすれば資格を与えられるので、就職先も見つけやすくなりますが就職先が見つからなければ試験に合格をしても税理士としては働く事ができませんが、税理士試験はとても難しい試験なので就職先が見つからないという事はまず考えにくいでしょう。

税理士試験の難易度

税理士になるためにはどんな勉強を行えばいいのでしょうか。完全に独学で勉強をして見事試験に合格した人は何人もいますが、効率良く勉強を行うためにも資格の学校などに通って勉強を進める事をおすすめします。一般的に税理士試験に必要な標準の勉強時間は2500~3000時間だと言われています。プライベートの時間は全て勉強に費やすつもりで行いましょう。また、税理士試験は年に1度しか行われていないので計画的に進めていきましょう。

おすすめの税理士試験用の電卓

税理士試験でおすすめの電卓

税理士試験に電卓は必須です。よほどの事がない限り電卓選びが試験結果を左右する事はないかもしれませんが、使い易くて見やすい電卓を選びましょう。税理士試験におすすめの電卓はシャープの実務電卓EL-G34という電卓です。この電卓の特徴は数字が表示される液晶が他の電卓とくらべて解像度が高く認識しやすいという点です。試験中になるべく他の事に余計な気を使わなくても良いように日頃から電卓選びにも気を使いましょう。

電卓の使い方冊子がついたセットもおすすめ

税理士試験を受ける為には電卓の操作をマスターする必要があります。電卓には意外と知られていない機能がたくさんあるのでまずは電卓の操作を確実に行うために電卓操作に関する本を購入して勉強するという方法もおすすめです。電卓と冊子がセットになったものもあり、操作方法を見ながら電卓操作の練習を行えば効率よく電卓を叩く事ができると同時にイージーミスを減らす事もできます。今ではとても安価で電卓を入手する事が可能ですが、あまり安物を購入するのはおすすめできません。標準以上の電卓で手を慣らしておき、税理士試験を受ける時と同様の電卓を日頃から使用する事をおすすめします。

税理士試験のための電卓テクニック

電卓のブラインドタッチの習得方法

税理士試験で電卓の早く打つ事はそれほど重要な事ではありませんが、無理のない範囲で早く打つ事ができればそれだけ時間を有効的に使えるので遅いよりは早いほうがいいでしょう。パソコン同様に電卓にもブラインドタッチがあります。指によって打つポジションが決まっているため始めは苦労するかもしれませんが慣れてしまうとかなりのスピードで叩く事ができます。ポジションを固定しているためミスが無くなるのもブラインドタッチの大きなメリットのひとつです。完全にブラインドタッチをマスターしなくてもすぐにある程度の速さまでは到達できるので、大切な事ではありますがそれほど重要視する事でもないかも知れません。

合格するために必要なテクニックとは

電卓のブラインドタッチが全く出来なくても税理士試験に合格した人は大勢います。しかし、その大勢人の殆どは正確に電卓を打つ技術をマスターしているはずです。電卓はテクニックを競うためのものではないので税理士試験に関してはテクニックを必要とはしませんが、知識は必ず必要になります。全ての機能について操作方法をマスター及び理解しておく必要があります。

税理士試験では電卓のこの機能は使用禁止!

税理士試験で使える電卓の規定とは

税理士試験で使用できる電卓には規定があります。大きくわけて4つの条件がありますが次の通りです。

  • ボタン電池やソーラーパネル電池など、電卓に電池が内蔵されたタイプであること。
  • 備えている機能は演算機能のみのである事。(高度なプログラムを内蔵した電卓などは使用不可)
  • 数字を表示する液晶が概ね水平であること
  • 電卓のサイズがB5サイズからはみ出ないこと

以上の4つの条件をクリアしている電卓であれば税理士試験で使用することができます。最近では平成26年度に使用できる電卓の仕様規定が改定されました。

使ってはいけない機能って何?

税理士試験中に電卓で使えない機能とはどんな機能でしょうか。一般的に使われている電卓であればどの機能も使用可能ではありますが、特殊な電卓になると音が出る機能や計算過程を遡る事ができる機能などがありますが、これらの機能は試験中に使用する事ができません。(これらの機能を備えた電卓を試験会場に持ち込むことができません)税理士試験に使用する事ができる電卓とは一言でいうと一般家庭で使用されているようなスタンダードな電卓です。おすすめの電卓はカシオやシャープの税理士のために開発されたSHARP EL-G37やCASIOのDS-20DTなどのモデルです。これから税理士試験の勉強を始めようと考えている人には特におすすめです。

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