オフィスワークには欠かすことのできないOAチェアは、仕事の効率アップだけでなく、健康にも大きな影響を及ぼす大切な存在です。
そんなOAチェアのキャスターが壊れた、動きが悪い、という場合に役立つ情報を、ここではまとめてみました。「キャスターの交換方法について知りたい」という方はもとより、「キャスターなしのOAチェアについて知りたい」という方にも必読の内容となっていますよ。
<目次>
OAチェアのキャスターが壊れたときの交換方法は?
キャスターの種類と選び方をおさらい
毎日、オフィスでお世話になっているOAチェア。キャスター付きのものを使っている、という方も多いと思いますが、キャスターにも種類があることをご存知でしょうか?
キャスターの種類は、
- カーペットなど、柔らかい床に適したもの
- フローリングなどの床に適したもの
- Pタイルなど、硬い床に適したもの
の3つに大別され、
1には、ナイロンキャスターやハードウレタンキャスター。
2には、ゴムキャスター。
3には、ソフトウレタンキャスター(ゴムキャスターも可)が推奨されます。
たとえば、お使いのOAチェアのキャスターが「滑り過ぎる」「動きが悪い」等、不具合を感じている場合には、キャスターが上記のどれにあたるかを確認してみてください。
床とキャスターの種類が合っていないまま使用を続けると、使い勝手が悪いばかりか、OAチェアの寿命を短くしたり、床を傷つけてしまったり、ということにもなりかねません。
キャスターの交換方法
OAチェアの耐用年数は約8年と言われていますが、毎日の使用や体重により負荷がかけられるキャスターは、破損してしまうことが大いにあるようです。
「修理に出すのも、もったいないな…」とお思いの方は、自分でキャスターを交換するという選択肢も、視野に入れてみてはいかがでしょうか(キャスターの種類を変更したい、という場合も同様)。
まずは、キャスターの取り付け方法を確認。「差し込み式」ならば、大抵の場合は自分で交換することが可能です。
(近年ではあまりお目にかからない「ネジ式」であれば、メーカーに問合せをおこなってください。ネジ式かどうかは、六角ネジが見えるかどうかで確認できます。)
キャスターの交換方法(差し込み式の場合)は
1.チェアを横に倒し、破損したキャスターを引き抜く
(硬くて引き抜けない、という場合はマイナスドライバーを脚とキャスターの間に差し込み、ねじるようにして引き抜くと良い。傷を付けないように要注意。)
2.新しいキャスターを差し込む
というシンプルなもの。
ただし、チェアの脚の素材によっては、キャスターを叩き込む、といった力仕事になる場合も。手を挟んでしまう危険もありますので、必ず軍手着用の上、気をつけて作業をおこないましょう。
OAチェアのキャスターには規格がある?
キャスターを交換する際には、新しいキャスターを購入することが先決です。
破損したキャスターと同じ物を再度購入する場合は、キャスターの品番などを手がかりにすることができるでしょう。
キャスターの種類を交換する場合に確認するべき規格とは、「OAチェアのシャフト直径と長さ」。また、OAチェアによっては付けられるキャスターの種類が異なりますので、確認が必要です。
その他、耐荷重や車輪の径など、こだわる場合にはきちんと調べた上で購入を。一番簡単なのは、ホームセンターに破損したキャスターを持参し、詳しいスタッフに質問すること。通販サイトでも、メールなどで問合せをすれば教えてくれるところが大半でしょう。
キャスターのないOAチェアってある?
多くのOAチェアにはキャスターが付いていますが、「キャスターがない方がいいんだけど」という方には、キャスターをアジャスター(固定脚)に交換するのがおすすめです。
また、アジャスターとキャスターが一体化した「アジャスター付きキャスター」という物も存在します。たとえば、「普段は固定させて座りたいけど、掃除の時には動かしたい」という方にはこちらをおすすめ。
ただし、OAチェアによって、アジャスターやアジャスター付きキャスターに対応していない場合がありますので、要確認。
非対応であれば、キャスターのないOAチェア、または2wayタイプ(アジャスター・キャスターに対応)のOAチェアの購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。