生活必需品の最たるもの、トイレットペーパーが今や、広告媒体としても機能していることをご存知でしょうか? ポケットティッシュよりも長い期間、繰り返し目にするトイレットペーパーは、記念品や贈答品としても喜ばれる、意外に侮れない存在です。
ここでは、そんなトイレットペーパーのオリジナル印刷についてご紹介。
「どんな印刷ができるの?」「どこに頼めばいい?」「価格はいくらぐらい?」といった疑問をまるっと解決できますよ。
<目次>
トイレットペーパーに印刷するときの印刷方法は業者に依頼
オリジナルトイレットペーパー印刷は、専門業者へ依頼を
オリジナルのトイレットペーパーをつくりたい、という場合には、通常、専門業者へ依頼をします。トイレットペーパーへの印刷には、輪転機を用いたフレキソ印刷(ゴムや合成樹脂製の版を使用した、凸版印刷方式の一種)を採用しているところが大半。
これは、トイレットペーパーが凹凸のあるクレープ加工をほどこされた紙であるため。ちらしなどに使う平滑な紙とは違い、細かい図柄や色の濃淡の表現が難しい、という点も特徴となっています(QRコード程度のものは印刷が可能な場合もありますので、参考までに)。
トイレットペーパー印刷でできることとできないこと
トイレットペーパーの印刷においては、「原則1色刷り」というのも覚えておきたいところ。印刷が可能な範囲も限られており、ペーパーの左右のふちから2cmほどと、ペーパーのミシン目(切り取り線)の上下2cmほどは印刷ができません。
使うことが前提のトイレットペーパーは「じっくり読ませたい」というニーズとは相反するもの。さらっと読めて、覚えやすく、インパクトのあるデザイン広告にするのが、訴求力を高めるポイントです。インクについても、黒や青、紫、緑、ピンクなど、濃くて読みやすい色を選択すると良いでしょう。
トイレットペーパー印刷するときの価格。激安で印刷する方法
トイレットペーパー印刷の価格は質と注文量によって変化
専門業者各社では、印刷の最低ロット数というものを決めてオーダーを承っているところが大半です。1000個からとしているところが多いようですが、中には100個から、としている業者も。ロット数がある程度多くなればもちろん、単価も下がるでしょう。また、トイレットペーパーの質によっても価格が上下するはず。さらには、デザイン料や版下の作成料等でも、価格が変わるため要注意です。
ロットを多くするほど、オリジナルトイレットペーパーは激安で印刷できる
それでは、どのくらいのロット数であれば、単価を抑えられるのでしょうか?
ここではある専門業者の価格を抜粋して、表であらわしてみました。
こちらは、トイレットペーパーの包装紙を1色で作成したものと、フルカラーで作成したものの2種類を表しており、デザイン料や版下作成料は含まれていません。
あくまでも一例ですが、ロット1,000と2,000を比べると、単価が約4割もダウンしていますね。
(包装紙1色の場合)
ロット1,000では・・・単価308円×1,000=308,000円
ロット2,000では・・・単価179円×2,000=358,000円
となり、50,000円の差額で数が2倍になることが読み取れるかと思います。
必要以上にロット数を増やすことは論外ですが、単価によっては ロット量を増やす、という選択もアリ、と言えるのではないでしょうか。
ロット数 | 包装紙1色の場合 | 包装紙フルカラーの場合 |
---|---|---|
100 | 2,260 | 3,000 |
500 | 530 | 675 |
1,000 | 308 | 380 |
2,000 | 179 | 219 |
3,000 | 150 | 180 |
4,000 | 135 | 160 |
5,000 | 120 | 140 |
6,000 | 115.8 | 134 |
7,000 | 111.6 | 128 |
8,000 | 107.4 | 122 |
9,000 | 103.2 | 116 |
10,000 | 99 | 110 |
※単位:円、価格はすべて税抜きです。
トイレットペーパーの印刷会社。実は印刷会社ではなく専門業者に依頼
トイレットペーパーの印刷を依頼したい場合、専門業者を探す必要があります。「印刷会社じゃないの?」と思ったあなた。決して間違いではありませんが、印刷会社においては、トイレットペーパーの印刷に対応しているところと、していないところがありますので要確認です。下請けに頼む、という印刷会社では、価格が高めとなるのは必定。自社で印刷をおこなう会社に依頼するのが良いでしょう。
包装をメインに請け負っている会社(●●包装、といった名称の会社)や、ノベルティ会社など、オリジナルトイレットペーパーの実績が多いところが安心ですね。納品には送料もかかるため、できるだけ近くの会社を選ぶ、というのもポイントです。
以下、トイレットペーパー印刷を請け負っている業者をピックアップしてみましたので、ご参考になさってください。
- 家庭紙専門店banbix
- ポケットティッシュ本舗
- ノベルティストア
- 販促花子
トイレットペーパーの包装紙に印刷する方法
価格のところで少し触れましたが、トイレットペーパーでは包装紙の存在も無視できません。包装紙はフルカラーはもちろん、特色印刷もOK。ペーパー本体よりも自由な表現が可能なため、力を入れたいところです。
業者によっては、ペーパー本体は印刷なしで、包装紙のみ印刷を請け負っているところも。小ロットから印刷できるオンデマンド対応なら、コストも抑えることができるため、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
とりもなおさず、複数の専門業者に話を聞いたり、見積りをとることがおすすめ。デザイン作成から印刷、納品までには1〜2カ月かかるため、早めに情報収集をおこなうと良いですね。
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