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小学生の頃から作文綴りなどでおなじみの、紙ファイル。あの紙を綴（と）じる部分のとじ具はとても便利ですよね。とじ具だけあればいいのに、と思う人も多いようです。実はちゃんととじ具のみで売られていて、しかも意外と種類が豊富。あのとじ具は何という名前？どんな種類があるの？そんな疑問に答えながら謎のとじ具に迫っていきます。

ファイルのとじ具だけの名前と単品使いのメリット

ファイルのとじ具だけのアレ、正式名称はペーパーファスナー

安全にしっかりと紙を束ねて置ける、紙ファイルについているとじ具は「ペーパーファスナー」と呼ばれ、独立した形で売られています。邪魔にもならず、とても手軽で便利です。2つ穴の書類をまとめるのにはつづり紐を使ったりしますが、しっかり結ぶのは難しいですね。途中でほどけて、書類が混ざってしまった、紐が切れたなどとアクシデントの可能性もあります。

ペーパーファスナーならば、技術いらずで誰でもきっちりと留めることができます。紐と違って先がくにゃくにゃで通しづらいということもありません。
100円ショップでも手に入る他、割安な50個、100個単位といった業務用パックの販売もあります。利用に合わせて種類も豊富にそろっています。自分の用途でお気に入りを探してみると良いでしょう。

普通のファイルと比較して土台紙がないのでかさ張らない

まとめた書類に表紙が必要ない場合や、たくさんの枚数を小分けにしておきたい時に役立つペーパーファスナー。ファイルにはない次に挙げるような使い勝手の良さがあります。

• 内容がすぐにわかる。
• かさ張らないので保管場所をとらない。
• 安価なので提出用に使える。

2つ穴をあけた書類の他、ルーズリーフをまとめるのにも最適です。バインダーやファイルを利用するのとは違ってかさばらないので、量が多い書類の保管にも便利。また、発注書などの書類を複数枚提出する際、これを使う様に指定されることもあります。文字をかきこめる仕様になっていたり、テプラやインデックスを貼れるものも多く、分類しておきたい書類にも重宝します。さらに紐を通す穴のあるペーパーファスナーは、大きな分類ごとにまとめておくことができます。

ファイルのとじ具（ペーパーファスナー）の種類と価格

ペーパーファスナーの種類はこの6つ。特徴を比較

素材、用途によって使い分けできるペーパーファスナー。主な種類をご紹介します。

種類によって変わるペーパーファスナーの価格比較

ペーパーファスナーは消耗品なので、できるだけ低価格のものが助かります。主な商品の価格を比較してみましょう。

紙製は強度をもたせるための加工が価格に反映されて、割高になっているようです。紙製なら書類廃棄の際の分別作業が不要なため、頻繁に廃棄作業がある職場には便利です。取り外しなどの手間や、扱いの際の注意を気にしないのであれば、しっかりと留められて価格の安い鋼板製がお得です。プラスチック製のものは、扱いが簡単で汚れにも強いのでくり返して使ったり、色分けできる点で人気があります。

ファイルのとじ具（ペーパーファスナー）の後悔しない選び方

ファイルのとじ具は機能を知って賢く選ぼう

綴り紐の代わりに使用したいなら、安価で大量買いができる折り曲げ型のペーパーファスナーです。素材もプラスチック、紙製、鋼板とそろっています。枚数の多い書類をよりしっかりと留めるのであれば、ロック機能のあるものが安心です。価格が高くなりますが、ホールド力は最強です。
ペーパーファスナーを選ぶ際のポイントをまとめてみました。

便利なだけじゃない！デザイン豊富で選ぶのに迷うとじ具

簡単便利に書類を綴じられるペーパーファスナーですが、遊び心いっぱいの商品がたくさんあります。カラーだけではなく、デザインも星や花がついていたりと楽しく仕事ができそうです。書類に差し込んだ時に一層目立ちますので、仕分けて置くのに使えます。また、ペーパーファスナーは長い形状が多いのですが、ひとつずつの穴に留めるタイプもあります。通常の商品では穴の距離が合わないという場合に、重宝します。キャンディのようなカラーや、留めたときに書類にリボンがかかっているように見えるデザインも。

楽しさいっぱいのアイデアグッズですが、ペーパーファスナーとしての機能はもちろんしっかりと果たします。プラスチックだけではなく、ステンレス製などにもカラフルなものが登場していますので、用途別に使い分けることもできます。