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扇風機は夏に欠かせない電化製品のひとつですが、そもそも扇風機がいつどこで開発されたかご存知でしょうか?ここでは世界初の扇風機が開発されたエピソードから、日本ではどのように扇風機が普及していったのか、扇風機の機能やデザインの変化まで、扇風機にまつわるエピソードから変遷まで詳しく解説をしていきたいと思います。

世界では、いつ、どこで扇風機が登場した?

世界で扇風機が誕生したのはいつ?

夏に欠かせない家電製品の代表として扇風機がありますが、世界で初めて扇風機が誕生したのは1893年です。アメリカのウェスティングハウス社によって開発されました。世界初の電動扇風機を開発したのは、あのエジソンでした。当時の扇風機の形状はというと、基本的なデザインは一般的な羽根が4枚取り付けられた扇風機と何ら変わりはありません。現在の扇風機と決定的に異なる箇所はというと、当時の扇風機は安全性を考慮してか重厚な鉄が池沼されていることです。しかし、1893年の時点で、機能的にもデザインも完成されていたことを考えるとただただ驚くばかりです。

扇風機の普及

1893年に開発された扇風機ですが、エジソンによって開発された扇風機の使い勝手や精度は当時からかなり高かったと評されておりますが、製造面の費用がかなりかかるということで、開発されてから暫くの間はアメリカ内には普及しませんでした。開発国アメリカ内に普及したのは開発から15年後の1908年にプラスティック製の扇風機が誕生したことがきっかけでした。一般庶民にも入手し易い価格で発売されると共に瞬く間にアメリカ中に扇風機が広まり、夏の必需品として認知されはじめました。扇風機を使う国というと日本のイメージが強いのですが、日本以前にアメリカでいち早く普及されていたようです。

日本では、いつ、どこで扇風機が登場した?

日本で扇風機が誕生したのはいつ?

現在では一家に一台扇風機がある時代ですが、どのようにして普及していったのでしょうか。日本で扇風機の歴史がスタートしたのは1894年です。東芝の前身会社であった芝浦製作所によって、記念すべき日本初の扇風機が開発されました。当時の扇風機は今よりも高価だったため入手できたのはごく一部の人間だけでしたが、それから20年の時を経て1916年には開発に工夫を重ね、一般庶民でも入手できる価格で扇風機が発売され、この年を期に扇風機が一般家庭へと広まっていきました。その後扇風機の価格は年々安くなり、普及率はうなぎ登りに上昇していきました。

当時の扇風機はどのようなものだったのか

国産第一号の扇風機とはどのようなものだったのでしょうか。1893年にエジソンによって開発された扇風機を参考にし、アメリカの技術を導入して作られました。扇風機の頭頂部に電球を付けて、扇風機を運転させると電球が灯るという、今考えるとなんとも斬新なアイデアが採用されています。この国産第一号の扇風機には黒くて分厚い頑丈な金属の羽根がついており、現代の扇風機のように軽やかに回らなかったため、風量に関してはごく微風だったようです。ただ、羽根の形状に関しては現代の扇風機と全く同じなので、知恵を絞って設計されたという事が伝わってきます。

日本の扇風機の変遷について

日本の扇風機の歴史

扇風機が普及して以来、デザインや機能は年々進化してきました。発売当初の扇風機は真っ黒なデザインでしたが、徐々に様々な色の扇風機がラインナップされていき、1955年には小型のモーターが開発され、静かな振動で強い風量を実現しました。その5年後の1690年にはスケルトンタイプの羽根が開発され、涼感のある扇風機が発売されて新たな主流となりました。1982年になるとタイマーや首振り機能をワイヤレスのリモコンで操作ができるまでになり話題となりました。最近ではダイソンが開発した羽根のない扇風機などもあり、一見扇風機とは思えないような斬新かつオシャレなデザインのものがたくさんあります。

現代の扇風機の機能とは

最近の新製品の扇風機には様々な機能が備え付けてあります。多くの人が経験したことがあると思いますが、長時間扇風機に当っていると身体が怠くなってしまいます。電化製品のメーカー「シャープ」そこに着目して、長時間扇風機の風に当っても怠さ感を軽減させてくれる扇風機を開発しました。カラクリは、「アサギマダラ蝶」と呼ばれる蝶の羽根をモデルに作られた8枚の羽根にありました。羽根の形状が独特なので気になる方はチェックしてみてください。ちなみに品番は「シャープ プラズマクラスター扇風機PJ-F3DG」というモデルです。

このほかにもこんな機能があったらいいな、という機能を備えた扇風機が数多くあるので様々なメーカーの扇風機をご覧になってみてください。

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