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かつてのオフィスイメージといえば重々しく、圧迫感すらありましたが、最近はすっかり様変わりしています。その大きな要素となるのが、オフィスチェア。特に最近人気が高いのは、メッシュ仕様のオフィスチェアです。スタイリッシュでおしゃれなオフィスが実現できるメッシュチェアですが、お掃除や利点・欠点、使い心地など気になるところもあります。ここではメッシュのオフィスチェアを選ぶ際に、参考となるポイントをみていきます。

オフィスチェアとしてメッシュを選ぶ3つの利点

メッシュのオフィスチェアの1番の利点は蒸れないこと

メッシュチェアの利点としては次の3点が考えられます。

  • 通気性が良い
  • スタイリッシュ
  • 軽量

メッシュチェアを選ぶ最大の利点として、通気性の良さが挙げられます。最近の温暖化傾向にもってきて、オフィスはエコ対策としてクールビズ推奨。長時間の作業ではどうしても蒸れが気になります。メッシュならば、身体の熱が椅子にこもらず、快適に業務に取り組むことができます。

メッシュ素材のオフィスチェアは、スマートなイメージをオフィスに与えます。カラーバリエーションも豊富な上、見た目もライトな感覚です。

またファブリック性のクッションがついたオフィスチェアと比較し、構造的に軽量です。清掃時や部署替えなどの移動時にも便利です。

メッシュのオフィスチェアの座り心地の特徴。疲れにくいのも利点

メッシュのオフィスチェアの座り心地、機能としては次のような点が挙げられます。

  • 包み込む感覚で安定感がある
  • 体圧が分散されるので痛みが少ない
  • 通常のオフィスチェアと同様の種類がある

メッシュチェアに座るとファブリック素材とは違った安定感に気づく人が多いようです。身体の重みに従って沈み込むため、包みこむようなサポート感があります。

メッシュ素材は耐圧分散に優れ、身体の一点に負荷が集中しません。そのため、長時間座っていてもお尻の負担が軽減します

メッシュ素材の場合でも、一般的なオフィスチェアと同じく機能のバリエーションがそろっています。背もたれが高いハイバック、ヘッドレスト付きの他、背もたれが倒れるリクライニング、足と背が連動して倒れるロッキングタイプもあります。

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メッシュチェアの正しい掃除方法。水洗いは厳禁

水洗いは厳禁!まずは椅子をパーツごとに分解

メッシュ素材の特性上、カバーやクッションを利用していない人が多いようです。オフィスチェアは毎日使用するので、やはり汚れが気になります。良く見るとメッシュの網目にホコリがが目につくことも。

金属部分はふき取るだけでOKですが、メッシュ部分はどのようにしたらきれいになるのでしょうか。まずは、背もたれ、座面、足部分と可能な限り分解し、パーツごとに掃除をするとかなり掃除がしやすくなります。
ただ、いきなり水洗いをすると繊維にゆがみが発生して、メッシュがたるむ可能性があります。メッシュ部分に大量の水をかけないように工夫することが大切です。

汚れが特に気になる座面のメッシュ部分はこうやって掃除

タバコのヤニや、オフィスでの通常の汚れ程度ならば、中性洗剤が使えます。また、ソファ用のクリーナー、車のシートクリーナーなども良く汚れを落とすことができます。

ここではもっとも身近にある中性洗剤での掃除手順をご紹介します。

  1. 食器用洗剤、古い歯ブラシ、スポンジ、タオル、キッチンペーパー、たらいを準備します。
  2. ぬるま湯で洗剤を10倍程度に薄めます。
  3. スポンジにつけ、強くこすらないように座面をなでます。汚れがひどい場合には、洗剤をつけたキッチンペーパーを張り付け、15~20分ほど置くと汚れが浮き上がります。
  4. 部分的な汚れや、目に詰まったものは歯ブラシを使いましょう。
  5. キッチンペーパーで全体をふき取ります。
  6. 濡らして固くしぼったタオルで洗剤をふき取ります。

【注意】

  • メッシュを痛めないよう、強くこすらないこと。
  • 水分を残すとゆがみの原因となるため、きちんとふき取りましょう。
  • 完全に乾くまで座らないようにしてください。
  • 先のとがったものや固いものは、穴をあけたり目を広げてしまうので使わないでください。

メッシュチェアのデメリット、寒いなどの失敗例

買うときに気をつけたいメッシュチェアの思わぬデメリット

機能性があり人気の高いメッシュチェアですが、気をつけておきたい点もあります。

  • ファブリック生地に比べてクッション性が高いため、特に体重のある人は沈み込みが起きやすい。座ってみて腰をサポートする椅子を選ぶことが大切。
  • 背もたれ部分のフレームが露出しているので、肩にあたり痛みを感じる人がいる。
  • 素材が熱に弱く、メッシュがゆがむ可能性がある。また、一度穴が開いた場合、全体の強度が下がる。

通気性 沈み込み フレームの露出 熱への耐性
メッシュチェア 大きい あり。背もたれの高さを注意して選ぶ必要がある 溶けやすい。
穴が開くと強度が下がる
ファブリックチェア × 少ない 内蔵されている 火が直接当たった部分に穴があく

メッシュチェア選びは慎重に!購入者の失敗例

実際にメッシュチェアを購入して、失敗したと感じた例には次のようなものがあります。

  • 冬は寒い
  • 肘掛の位置が高い
  • メッシュがへたりやすい
  • ひっかけに弱い

特に多いのが、夏の通気性が災いし、冬は寒すぎるという声です。背もたれ、座面部分は椅子と身体が密着するため、衣服の空気の層がなくなり余計寒く感じます。ファブリックチェアのようにクッションを当てている状態ではないため、直接外気に当たっているといって良いかもしれません。
対策としては、背中とお尻部分を何かで覆う必要があります。市販のシートクッションを2枚使ったり、毛布やひざ掛けを背もたれにかけるなどしている人が多いようです。また、ウレタンフォームなどで専用クッションを自作したというケースもあります。

肘掛の位置に関しては、特に外国ブランドなどで聞かれます。構造上の理由からか、ファブリックチェアより高く感じる場合があるようです。あまり疲れるようであれば、外しても良いでしょう。購入の際、実際に作業する腕の高さを意識し、試してみることが必要です。

楽々収納!オフィスにメッシュのスタッキングチェアが評判なわけ

スタッキングチェアでもメッシュのものが評判

人数の集散の機会が多いオフィスで、スタッキングチェアは必需品です。会議やセミナー時に、手軽に出し入れでき、収納スペースに困りません。昔は折り畳み型の椅子がほとんどでしたが、最近ではより軽量で、重ねておけるスタッキングチェアが主流となっています。

メリット デメリット
ビニール 価格が安い 蒸れやすい
プラスチック 軽量 蒸れやすい 座面が固く疲れる
ファブリック 種類が豊富 暑くなりやすい 重い
メッシュ 通気性がある
長時間でも疲れにくい
やや割高
雰囲気がある 重い 座面が固く疲れる

メッシュのスタッキングチェアを選ぶ2つのメリット

最近はスタッキングチェアもメッシュ素材のものが多くなってきました。足部分にキャスターがついたものなどバリエーションも豊富です。メッシュ素材のスタッキングチェアには次のような利点があります。

  • 長時間の会議でも疲れにくくむれにくい
  • 軽くて汎用性にとみ、来客用、講義用など臨時の椅子として使いやすい

スタッキングチェアを使う場合、会議や講義など長時間に及ぶシーンが想定されます。できるだけ快適に過ごすためには、通気性は大切なポイントです。また、体圧が分散される構造のため、長時間同じ姿勢でいても疲れにくいというメリットがあります。
比較的軽量なつくりとなっているので、移動させやすく、見た目にもおしゃれです。臨時の場以外でも、様々に活用することができます。

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