マニアックな輪ゴムの歴史を覗いてみよう

文房具としてなじみのある「輪ゴム」。いつから使われ、どのように商品化されたのかご存知ですか?実はゴム自体は3,000年前からすでにつくられているというから驚きです。今回はちょっとマニアックな輪ゴムの歴史についてまとめてみたいと思います。

目次

-ゴムは3,000年前のメソアメリカ文明ですでにつくられていた
-輪ゴムのはじまりは1800年代のイギリス
-一般家庭で使われるようになったのは1900年代

ゴムは3,000年前のメソアメリカ文明ですでにつくられていた

・3,000年前にはもうゴムがつくられていた
「ゴム」そのものは、3,000年前のメソアメリカ文明でもつくられていました。その証拠として、メソアメリカ文明と総称されるオルメカ文明・マヤ文明・アステカ文明の遺跡から、ゴムボールが見つかっているのです。このゴムボールは宗教的な儀式において使われるものだったといいます。

当時の人々はゴムの木の樹液からゴムを生成する技術を、すでに習得していたということになります。しかも用途によってゴムの強度を変えるよう配合していたのです。

輪ゴムのはじまりは1800年代のイギリス

・ゴムがヨーロッパ世界に知られるようになる
ゴムの存在がヨーロッパに知られるようになるのは、コロンブスがアメリカ大陸へ渡った頃です。ただその際はあまり注目されず、その後1700年代になってから、フランス科学アカデミーが派遣したラ・コンダミーヌがゴムの産業化の可能性に気付くこととなります。

この時から「消しゴム」「ゴム管」「ゴムバンド」などがつくられるようになり、これらは主に工業用に使われていました。

・イギリスでトーマス・ハンコックが商品化
1800年代に入ると、防水性のゴム製品をつくっていたトーマス・ハンコックが「輪ゴム」の原形をつくるようになりました。ゴム製品をつくる過程で出る大量の不要ゴムを再利用した製品の中に、輪っかの形をしたゴムがあったのです。

ただし、この当時のゴムは気温によって伸縮性が変わってしまい、現在のようなクオリティのものではなかったといいます。

一般家庭で使われるようになったのは1900年代

・加硫ゴムの発見
1839年、アメリカのチャールズ・グッドイヤーが「加硫現象」を発見します。この現象を利用してつくられる加硫ゴムは、伸縮性が気温に左右されにくく、ベタつきも少なく、これまでのゴムよりも強度のある素材です。この加硫ゴムの発見以降、ゴムは実用性を増していきます。

・一般家庭向けの輪ゴム販売
1900年代になると、アメリカのウィリアム・スペンサーが「新聞を束ねるための輪ゴム」を生み出します。ここから一般にも輪ゴムが普及されるようになり、現在に至るのです。


SNSでもご購読できます。

コメントを残す