レトルト食品って、そもそも安全性はどうなの?

ちょっとしたときのお助けメニューや、保存食に便利なレトルト食品。常備しておくという人も多いのではないでしょうか。でも、レトルト食品には栄養があるのでしょうか。安全性についても、少し気になりますよね。賞味期限が切れてしまうと、一体どうなるのでしょうか。いつまでも腐らせず、保管しておくことは可能なのでしょうか。安心してレトルト食品を利用するために、安全性や保存期間について確認しておきましょう。

目次

-レトルト食品は栄養価の高い食べ物なのか
-レトルト食品はいつまで保管できるのか〜賞味期限〜
-レトルト食品は安全性について問題がないのか

レトルト食品は栄養価の高い食べ物なのか

栄養価の損失は意外に少ない

「レトルト食品はカロリーだけ高くて、栄養価がないのでは?」と考える人もいるようです。柔らかく煮こまれたものが多いので、確かに野菜などの栄養がなくなっていそうですよね。

レトルト食品は、高圧釜で120℃以上の高温処理がされるタイプが一般的です。熱で壊れる栄養素が多いことは良く知られていますが、真空密封されたレトルト食品は、意外にも鍋で煮るよりも栄養の損失は低め。家庭で調理したよりも、ビタミンの残留も多いようです。

レトルト食品は、インスタント食品のようなエンプティカロリー(栄養価のないカロリー)ではありません。

新鮮素材との組み合わせがおススメ

とはいっても、高温加熱されるために素材のフレッシュさは失われてしまいます。また、多くのレトルト食品は、味が濃い目。レトルト食品だけでは塩分過多となり、健康的にはあまりおススメできません。食物繊維も不足します。

そこでおススメなのが、フレッシュな素材との組み合わせ。レトルト食品だけで済ませずに、生野菜やレンジで火を通した野菜と合わせれば栄養の不足を補うことができます。レトルト食品は、タンパク質や糖質が多いので、バランスを考えて上手に利用すると、食卓の彩りが増えます。

レトルト食品はいつまで保管できるのか〜賞味期限〜

賞味期限は1~3年が一般的

レトルト食品を製造する際は、密封した後で高温加熱殺菌を行っています。そのため、常温保存しても、菌の繁殖はなく、いわゆる「腐る」ことはありません。穴が開かない限りは、缶詰と同等という説もあります。賞味期限はレトルトカレーなどで、1~3年。保管場所としては、15~25℃が適当です。賞味期限を過ぎると、徐々に香辛料の風味が落ちたり、変色が起こったりします。

通常であれば、賞味期限切れであっても1年ほどは食べられます。しかし、油の酸化などを考えると、3年以上経過したものは食べないほうが良いでしょう。最近では、パウチ材の開発が進み、賞味期限が5年という商品も見られます。

レンジ調理できるレトルトパウチは賞味期限が短め

そのままレンジにかけられるというレトルトパウチは、器にあける手間がなくとても便利ですよね。ひとりで食べることが多い単身者や主婦には、手軽で人気です。

ただ、レンジ用のレトルトパウチには、アルミが使われていません。レンジのマイクロ波を吸収し、スパークの原因となるためです。アルミを使用していない場合、光や酸素の透過率が高くなります。食品の変質が一般的なレトルト食品よりも早くなるため、賞味期限が短くなっています。防災用の保存食としては、長期保存が効かないので不向き。

このように、レトルト食品の形状やパウチの素材によって賞味期限が異なるので、手元にあるものについては一度確認しておいたほうが良いでしょう。

レトルト食品は安全性について問題がないのか

レトルト食品って保存料は使われていないの?

レトルト食品には、保存料などの添加物がたくさん使われていると思う人がいるようです。しかし、食品衛生法によって、レトルト食品が属する「容器包装詰加圧加熱殺菌食品」に関しては、保存料や殺菌料の使用が禁止されています。人工的な薬物が使用されることはありません。120℃以上かつ4分間以上の高温高圧殺菌により完全滅菌されていて、菌検査が重ねられることによって安全性が担保されています。

そして、包装に使われるレトルトパウチの素材については、厳重な安全検査によって規格が徹底されています。直接食品に接する内側のフィルムも、発がん性検査などが行われ、熱による変容などの状態が厳しく管理されています。

レトルト食品を正しく食べよう

食品添加物については、レトルト食品だからというものはありません。また、製造時の事故以外で、レトルト食品による健康被害は、近年報告されていません。ただし、レトルト食品がどれほど滅菌されていようと、封を開けてしまえば普通の食品。家庭での煮物が、あまり保存できないのと同じです。逆に保存料の添加がないだけに、変質も早いようです。

レトルト食品はお湯で温めれば即完成する、時短食・防災食として便利な食品。最近ではメニューも豊富で、ご当地グルメなど、バラエティも豊かですよね。美味しく楽しく、安全に食べるために、保管場所や賞味期限など、レトルト食品の正しい扱いを知っておきたいものです。

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