砂糖の原料って、何なのか知らない人も多い?

日本の食文化に不可欠な砂糖ですが、砂糖の原料や作り方について理解していますか?実は意外と知られていないようですが、ここでは砂糖の原料や精製方法、さらには原料の生産地域まで詳しく掘り下げていきますので、砂糖にまつわる知識を深めたい方はこの記事を参考にしてください。

目次

-砂糖の原料は砂糖って思ってないよね?
-世界の砂糖の原料の生産地域はここ!
-日本の砂糖の原料の生産地域はここ!

砂糖の原料は砂糖って思ってないよね?

意外と知られていない砂糖の原料

私達が普段から口にしている砂糖ですが、原料について理解している人はどれほどいるのでしょうか?

砂糖の原料は「さとうきび」と「てん菜」という植物です。まずはさとうきびですが、竹のような形状と硬さで外側の皮を剥ぐと白い実が現れ、この部分に甘みが集中しています。地方によっては、おやつ感覚でさとうきびの皮を剥いで、丸かじりすることも珍しくありません。

続いては「てん菜」ですが、さとうきびと比べて耳にしたことがないという人も多いかと思いますが、見た目は大根やカブに似た野菜です。10~11月にかけて収穫され、北海道の地域では”地元の野菜”としても親しまれています。ちなみにさとうきびから作られた砂糖のことを「甘しゃ唐」と言い、てん菜から作られた砂糖を「てん菜唐」と言います。

原料から砂糖ができるまで

さとうきびやてん菜から、どのようにして砂糖を作るのでしょうか。まずはさとうきびですが、硬い皮を剥いで、甘みのある茎の部分を細く砕いて搾り汁を取り、それを煮込んで結晶を作ります。出来上がった結晶を遠心分離にかけると白い結晶が現れ、その白い結晶こそが砂糖なのです。

工程は非常にシンプルですが、目の細かい綺麗な砂糖を作り上げるには想像以上の労力や技術を要します。

次にてん菜ですが、こちらも工程はほぼさとうきびと同様で、細かく切り刻んで搾り汁を取って煮込んで結晶を作るという手法です。砂糖に比べて、てん菜のほうが水分を多く含んでいるので、より多くの結晶を作ることが可能です。

世界の砂糖の原料の生産地域はここ!

世界におけるさとうきびの主な生産地域は?

世界の様々な地域でサトウキビが生産されていますが、主な生産国や地域について見ていきましょう。まずは世界で最もたくさんサトウキビを生産している国はブラジルです。2014年、2015年とトップを独走しています。

2位以降はインド、中国、タイ、と続いていますが、比較的暖かい地域で生産されているようです。ちなみに、2015年のブラジルにおけるサトウキビの生産量は768,090,444トンにも及ぶというデータが出ています。2位のインドの生産量は341,200,000トンなので、倍以上の差がついています。

世界におけるてん菜の主な生産地域は?

砂糖の原料として欠かせないてん菜ですが、世界の生産地域を見てみると主にヨーロッパ地域での生産が活発のようです。最も生産量が多い国はフランスで2015年の生産量が37,630,688トンというデータが出ており、2位がロシア、3位がドイツと続いています。

これだけの生産量をほこるのは砂糖の原料ということだけではなく、フランス料理やロシア料理にもてん菜が使われているというのも大きな理由と考えられます。ちなみに世界で初めててん菜から砂糖を作ったのが1747年、ドイツ人の科学者によるものだと言われています。

日本の砂糖の原料の生産地域はここ!

日本におけるさとうきびの主な生産地域は?

さとうきびの世界での生産地域を見てみると、暖かい地域が上位にランクインしていましたが、ここ日本も例外ではありません。圧倒的に生産量が多いのは沖縄でその次に鹿児島と続いており、やはり暖かい地域のほうがさとうきびが育ちやすいということが考えられます。沖縄の農家の約7割もがさとうきびを作っていると言われており、2015年の生産量は688504トンというデータが出ています。2015年のさとうきびの総輸入量は1190000トンというデータが算出されており、沖縄で生産されている量の約2倍の量が輸入されているとみられます。

日本におけるてん菜の主な生産地域は?

てん菜の世界における生産量の上位に、ロシアなどの寒い国がランクインしていましたが、日本でのてん菜の生産が盛んな地域は、最も気温の低い北海道が断トツでトップというのも興味深い事実です。そもそもてん菜は寒冷地作物であり、日本では北海道がてん菜を育てるのに最も適した地域だとされています。さとうきびと同様で北海道で生産されている総量の約2倍の量が輸入されています。輸入ばかりではなく輸出も行っていますが、砂糖の消費量を考えると、日本での生産量だけでは追いつかないというのが現状のようです。

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