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個人情報の取り扱いが厳重になってきた現代社会では、シュレッダーの利用がかかせません。かつては企業が所有するものでしたが、家庭用も普及し、価格もどんどん下がってきています。ここでは業務用と家庭用との違いや、おすすめの機種、選び方などシュレッダーに関する知識をご紹介していきます。

業務用と家庭用のシュレッダー、その違いは?

大きな違いは駆動時間と処理枚数

業務用と家庭用のシュレッダーでもっとも大きな違いは、一度に処理できる紙の枚数です。家庭用シュレッダーは挿入できる枚数は、1回あたり3枚以下。それ以上は歯が耐えられず、裁断の途中で止まってしまいます。また、紙を連続投入できる時間も3~5分程度で、続けて使っているとモーターが加熱し、安全装置が働いて止まってしまいます。業務用シュレッダーと銘打っていても、価格によっては10分以上の連続使用ができない機種もあります。機械の大きさや使用電力も、1日あたりに裁断処理ができる枚数に従って変わってきます。

業務用は機密保持を徹底

家庭用のシュレッダーで1万円以下の手ごろな機種は、裁断のカット方式が限られており、ストレートカットが主流です。やや高額なものでは、クロスカットの機種もあります。業務用は情報を漏らさないために、より細かく、判別が不可能なカットができるようになってきています。実際に、海外ではストレートカットしたシュレッダー処理の書類から、機密情報が漏洩するという事件が起こっています。そのため、より複雑なカット方式が採用されています。シュレッダーのカット方式について見てみましょう。

○シュレッダーのカット方式

名称 形状 特徴
ストレートカット 細長いリボン状 ・最初に考案されもっとも一般的
・セキュリティ能力が低い
・処理スピードが速い
クロスカット 短冊状 ・縦横一定間隔で同時裁断される
・メーカーによって大きさが異なる
スパイラルカット 数ミリの正方形 ・クロスカットからの派生型
・高額の業務用に採用
マイクロクロスカット 微細な短冊状 ・クロスカットからの派生型
・判別はかなり困難
・公文書に多く利用される
パーティクルカット ランダム ・スピードと機密保持を実現
・破砕の大きさは中間サイズ

シュレッダーを買うとなると、価格はどれくらい?

家庭用は数千円のものから探せる

家庭用シュレッダーでは、かなり価格が安いものも見つかります。もっとも安価なシュレッダーでは、3,000円以下。ただし、ハガキ程度の厚紙が裁断できないといった性能面での問題があります。レシートや明細書をこまめに処理したい、という使い方の人ならば良いかもしれません。もう少し実用的な機種であれば、1万円前後のものがおススメです。よほど大量に裁断するのでなければ、家庭で処理したい紙類には十分対応できます。どの機種にもプラスチックカードの破砕は、専用の投入口がついていることが多いようです。DVDなどのメディアは、価格によって処理可能なものもあります。

業務用は処理能力と機能性で高額化

業務用は事業所の規模により、家庭用と同クラスから、かなり高額なものまで幅があります。もっとも売れ筋は5~10万円のライン。20~30万円クラスのシュレッダーでは、破砕のサイズが極小化し、処理枚数も一度に用紙数十枚を投入できるようになります。強力な破断能力を備え、ホチキス針がついていても問題なく処理ができるようです。また、メディア類の裁断は別機構となっており、破砕後も自動分別されます。その他、暗証番号がついているなどの高度なセキュリティや、数百枚単位で自動給紙・裁断されるなど、企業で利用されるための高い機能が付加されています。

実は、シュレッダーにも選び方がある!

利用する環境に合わせて裁断可能な枚数をチェック

シュレッダーを価格重視で選んでしまうと、いざ使い出したらまったくといって役に立たないという声を良く聞きます。実際の業務内容や、生活スタイルによっては処理する枚数に、裁断能力が間に合わないということも。また、あまり使っていないのに故障したり、壊れるといった事態にもなりかねません。また裁断機能自体は良くても、あまりに大音量で業務中には使えないという場合もあり得ます。シュレッダーの購入に際しては、重視するチェックポイントを確認しておくと良いでしょう。

  • 処理能力
  • 価格
  • 大きさ・設置場所
  • 処理時の音の大きさ
  • カットしたゴミ処理のしやすさ

使いたい機能を確認!

用紙の処理以外にも、メディアやカードなどを大量に裁断する必要があるかどうかなど、機能の詳細についてもチェックが必要です。一般的なシュレッダーでも、紙詰まりを防止するオートリバースや安全対策のセーフティロック機能、ダストボックスから裁断した紙が溢れないようにするオーバーフローストップなどは良くみかける機能です。その他に先にもあげた暗証番号機能や、自動給紙などが付加されている、より高機能なシュレッダーならば業務効率も上がり、安全に使うことができるかもしれません。また、どのような形状にカットされるかは、扱う書類の重要度によって非常に大切です。万が一にも重要機密が漏えいしないよう、対策を取る必要がある場合には実際の破砕状態を確認しておいた方が良いでしょう。

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