万年筆vsボールペン、徹底比較!

大人の使うペンといえば、ボールペンか万年筆。より一般的に使われているのは、おまけでももらえるボールペンですが、万年筆との違いはどこにあるのでしょうか。使い分けるポイントは?使うシーンに違いがあるのでしょうか。ここでは万年筆とボールペンのそれぞれの利点や違い、おすすめについてご紹介していきます。

目次

-万年筆とボールペン、一体何が違う?
-万年筆とボールペン、それぞれのメリットは?
-万年筆とボールペン、正しい持ち方は?
-万年筆とボールペン、おすすめはこれ!

万年筆とボールペン、一体何が違う?

万年筆は自分だけのもの

 
万年筆はボールペンと比較すると、構造が複雑で多数のパーツからできています。ペン軸の中に、さらさらとした液体状のインクが貯まっている状態。毛細管現象を利用し、インクをペン芯の溝からペン先に少しずつ流すことで、長時間筆記できるしくみとなっています。万年筆は使う人のくせや筆記スタイルによって、ペン先がなじんでいきます。そのため摩耗のないボールペンとは異なり、貸し借りには向きません。使い捨ての安価なボールペンのような使い方ではなく、手にした後は長く付き合うことが前提となります。

ボールペンのしくみとインクの種類

ボールペンはその名の通り、ペンの突端にボールが仕込まれています。比較的、粘度の高いインクがボールの回転とともに、転写されるしくみです。複雑な構造ではないため、シンプルなボールペンならば安価で製造でき、広く普及してきました。かつては、ベタッとした油性インクが主流でしたが、現在ではさらりとした水性に近いインクが好まれています。ゲルインクボールペンは、さらに発色が良くすべらかな書き心地。もっとも新しいボールペンは、これらすべての良さを合わせたようなエマルジョンインクが使われています。インクの種類が多彩で、必要な状況に合わせて選べるのも、ボールペンの特徴といえるでしょう。

万年筆とボールペン、それぞれのメリットは?

肩がこらず味わい深い書き味の万年筆

ボールペンの気軽な便利さに押され一時は低迷していた万年筆ですが、最近は正統派の筆記具として人気が再燃しています。あらたまった席でも好印象を与え、大人の社会人としての風格を感じさせます。万年筆はパーツごとに交換できるため、適度な手入れで文字通りの「万年筆」として一生ものとなります。筆圧をかけずに筆記できるため、大量に文字を書く司法試験などで利用されています。ボールペンから万年筆に変えて、肩こりが軽減したという声もあります。

○万年筆のメリット・デメリット


メリット デメリット
・筆圧が不要
・半永久的に使用できる
・使用する人に馴染んでくる  
・修理が可能
・筆跡の表現力が高い
・インクの種類が限られる
・インクの補充が必要
・乾燥に弱い
・インク漏れの可能性がある  
・最低価格でも1000円以上

幅広い価格帯が魅力のボールペン

3本で100円ほどから、数十万円もする最高級品までボールペンの価格はさまざまです。使い捨てを前提とした簡素なつくりのボールペンは、ノベルティ品としても利用されています。しっかりと強く書くボールペンは、カーボンによる複写にはかかせません。粘度の高いインクのボールペンは裏写りもなく、にじみがありません。このため公文書などでは、黒ボールペンを指定している場合もあります。

○ボールペンのメリット・デメリット


メリット デメリット
・価格帯が広く気軽に使える
・インク種類が多い
・複写向き
・しっかり書ける
・ある程度筆圧が必要で疲れやすい
・筆跡が固めで画一的になりやすい
・インクがなくなると使えなくなる

万年筆とボールペン、正しい持ち方は?

万年筆はペン先の向き、紙との角度が重要

他の筆記具と万年筆との大きな違いは、筆圧をかけずに書けるところにあります。余計な力がかかるとインクが大量に出るため、ペン先が軽く紙の上に乗っているイメージで使います。最初に万年筆を持つ感覚をつかむ方法として、ティッシュを卵のように丸めて手のひらに納めてから万年筆を指で支える程度にしてみてください。手首も楽にして、力を抜きます。紙との角度は、ボールペンよりも寝かせた感じです。もっともインクがのる理想は55~60度と言われていますが、万年筆やペン先の太さにもより変わります。立てすぎるとインクが出ません。上から見た時にペン先の割れた部分が、正面になるように持ちます。万年筆は、軸の太さもメーカーやモデルによって様々です。自分の手にしっくりする軸のものを選んでください。

ボールペンの疲れない持ち方は?

ボールペンはかなりの筆圧をかける人もいますが、長時間ペン先に力が入った状態では疲れてしまいます。中指、人差し指、親指に力がかかり気味になりますが、意識を小指にもっていくことでバランスが安定します。土台をつけると文字が書きやすく、手首への負担も自然と軽くなります。人差し指が反り返った形になる人は、力が入り過ぎです。指に丸みが出る感じに握りましょう。ボールペンの持ち方として、人差し指の第二関節から親指の付け根あたりに胴体部分を置く人が多いようです。ペンの太さや手の大きさなども関係してきますので、無理のない位置で問題ありません。

万年筆とボールペン、おすすめはこれ!

万年筆初級クラス向きからステイタスを感じさせる逸品まで

万年筆を使ってみたい、まだ慣れていないという場合にはいきなり高級品に挑むより、低価格帯から試してみてください。万年筆のペン先の感覚になれると、自分にあったものを選べるようになります。パイロット、プラチナ、セーラー各社とも1000円台の初心者向け万年筆を出していますので、まずは万年筆を体感。もう少し予算を、というのであれば3000円程度で十分ビジネス使用に耐える万年筆もあります。また、筆記具先進国の欧米メーカーでは、ペリカン、ウォーターマンといった企業が、手頃で本格的な書き味の万年筆をシリーズで販売しています。万年筆を使い慣れてくると、さらに良いものを手にしたくなります。モンブラン社は世界に冠たる万年筆メーカーですが、価格帯は50000円以上とやや敷居が高め。人とかぶらないものを考えるのであれば、国内では大西製作所が工芸品とコラボした美しい万年筆を多数扱っています。

書きやすさを追求した国産ボールペン

ボールペンは日常的な筆記具して、すべての年代の使用者を網羅しています。中でもビジネスの実用使いとしては、やはり万年筆よりもボールペンの需要が高いでしょう。国内のぺんてる、三菱鉛筆は、その長い経験から培った筆記具の知識をボールペンに反映させ、毎年国内トップの座を争っています。細心の製品はいずれも油性インクを使いながら、なめらかな書き心地を追及。文字の褪色もなく、実用性ではピカイチです。一方、ビジネスマンとして一本はもっておきたい高級ボールペンのランキングでは、モンブラン、ペリカンといった万年筆でもおなじみのメーカーが並んでいます。加えて、スタイリッシュな外見が支持され、カルティエ、カランダッシュといったこだわりのブランドも。誰からも一目おかれる見た目の良さに加え、高級ボールペンのもつ、間違いのない書き味で選択されるに値する逸品ぞろいです。

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