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オフィスには遮蔽としてブラインドを使うことがよくあります。ブラインドは何に気をつけて選べばよいのでしょうか。ブラインドを選ぶ際、サイズの測り方も知っておきたいものです。また、近年いろいろな色が出ていますが、色選びコツも抑えておきましょう。ブラインドのスラット(羽)には幅がありますので、その種類を知っておく必要もあります。さらに、カーテンど比較した場合にどちらが良いのでしょうか。

ブラインドのサイズはどう測るの?選び方は?

ブラインドを購入する際に重要なのが採寸です。ポイントは取付け方によりサイズを計る場所が変わってくるということです。特に窓枠内に設置する場合には、きちんと採寸しないと取り付けができませんので注意しましょう。以下のような寸法を測った上で店舗で相談することをおすすめします。

横型ブラインドはここを測る

横型ブラインドの取り付けは4パターンあり、それぞれに採寸方法が異なります。

取り付けパターン 寸法の測り方
窓枠の中に取り付ける 窓枠内の幅×高さ×奥行き、窓枠内上部から床までの高さ
窓枠に取り付ける 窓枠内の幅×高さ、窓枠内上部から床までの高さ
カーテンボックスに取り付ける 窓枠外の幅、
カーテンボックス内の取付位置から窓枠下部までの高さ、
カーテンボックス内の取付位置から床までの高さ、
カーテンボックスの奥行き
カーテンレールに取り付ける カーテンレールの幅と窓枠下部までの高さ、
カーテンレールから床までの高さ

縦ブラインドはここを測る

縦型ブラインドの取り付けは3パターンあり、それぞれに採寸方法が異なります。

取り付けパターン 寸法の測り方
窓枠の中に取り付ける 窓枠内の幅×高さ×奥行き、窓枠内上部から床までの高さ
窓枠に取り付ける 窓枠内の幅×高さ、窓枠内上部から床までの高さ
カーテンボックスに取り付ける 窓枠外の幅、
カーテンボックス内の取付位置から窓枠下部までの高さ、
カーテンボックス内の取付位置から床までの高さ、
カーテンボックスの奥行き

企業でブラインドを設置するのにオススメの色

ブラインドは近年白以外のカラーもたくさん出ています。壁紙や室内のインテリアに合わせて選べばよいのですが、ブラインドの色は夜でも部屋が明るいかどうかもポイントです。また、フローリングと同系色を選ぶと安定感のある色調になります。おすすめの色をいくつかピックアップしてみます。

白は清潔感がありあらゆるオフィスに最適

白がおすすめの理由は次の点にあります。
オフィスは壁が清潔感のある白で統一されていることが多いので、壁と色調を合わせるにはブラインドも白にするとよいでしょう。膨張色は部屋が広く見えるというメリットもあります。白を使うと日当りのあまり良くないビルの一室でも明るさを補えるのも良い点です。

ダークブラウンは落ちついたオフィスを演出

ダークブラウンがおすすめの理由は次の点にあります。
オフィスに高級感を出したい場合には、家具を木製にする場合があります。ダークブラウンは木製家具を引き立たせてくれるカラーです。全体を白くまとめることが多いオフィスですが、ダークブラウンが加わることで落ち着いたインテリアになります。

サンドベージュは明るさとナチュラルさがある

サンドベージュがおすすめの理由は次の点にあります。
アースカラーのサンドベージュは、ファッションでも人気のある色です。白でまとめた部屋は清潔感があるけれど無機質で味気ないと感じる人は、サンドベージュを取り入れることで温かみのあるオフィスを作ることができます。優しい色合いで、部屋全体のトーンを明るく柔らかく保つことができます。

目に優しい緑は明るいライトグリーンで

ライトグリーンがおすすめの理由は次の点にあります。
グリーンが目に優しいことは良く知られていますが、濃いグリーンでは部屋が暗くなってしまいます。明るいライトグリーンであれば、部屋の明るさを保ちつつ目にも優しいオフィスにすることができます。日当りの良くないオフィスや窓がないオフィスも多いので、色の面積が広くなるブラインドには明るめの色を使うのがおすすめです。

クリームイエローはオフィスに明るさを添える

クリームイエローがおすすめの理由は次の点にあります。
ライトグリーンと同じように、明るい色合いがオフィスには合うので黄色もおすすめの色です。しかし、黄色が濃すぎると落ち着かない部屋になってしまいます。働いている人はだんだん慣れてしまうかもしれませんが、来客は落ち着かなさを感じてしまうでしょう。オフィスに必要なのはじっくり仕事に取り組める環境なので、黄色を使うなら淡い黄色を使うほうが良いです。

ブラインドのスラット幅(羽幅)の選び方

ブラインドを構成している羽の一枚一枚をスラットといいます。このスラット幅には数種類あり、それぞれにメリットとデメリットがあります。一般にスラット幅は窓の大きさに合わせて選びます。

標準サイズは羽幅35mmのスラット

メリットは、日本の一般的な家屋の窓に合うサイズである点です。どの幅にするか迷ったら、このサイズにしておくと安心でしょう。窓枠内にもきれいに収まるサイズです。幅広のブラインドはインテリア性重視ですが、この標準サイズは実用性重視で使いやすいサイズです。
デメリットは、一般的なサイズなので特に個性が出ないことです。逆に色合いなどで工夫しやすい色ともいえます。

やや薄めの羽幅25mmは軽やかな窓辺を作る

メリットは、幅が薄いもののほうが見た目が軽く、美しく見える点です。木製ブラインドでは色味が一枚一枚の色よりも全体として濃く見えるので、濃い色で幅広のブラインドにしてしまうと、とても重くなってしまいます。そんな場合は羽の幅を標準の35mmよりも狭くすることでブランドの見た目を軽量化できます。また、奥行きを取らないので窓枠にも余裕ができ、窓辺に何か装飾物を置くこともできるようになります。
デメリットは、標準サイズの35mmよりも特殊サイズになるので高価になる場合があることです。

幅広の羽幅50mmは存在感を主張したいときに

メリットは、大きな窓にも合うことです。大きな窓ガラスの多いヨーロッパなどでは、もっと大きなサイズもあります。逆にいえば、大きな窓でないとアンバランスな見た目になってしまうので注意が必要です。幅が広いことでブラインドの存在感が大きくなりますから、木製ブラインドなどでは幅広を使うと良いでしょう。
デメリットは、幅広なぶん窓の奥行きが必要になる点です。取り付けたい場合は取り付け可能な窓枠サイズかどうかをしっかり確認してから購入しましょう。掃き出し窓に取り付ける場合などは注意が必要です。

最小の羽幅15mmは狭い部屋向き

メリットは、とても幅が狭いタイプなのでブランドによる圧迫感がないことと、一枚一枚のスラットが軽いので操作が楽な点です。
デメリットは、羽が細かいぶん掃除が面倒なことです。また、幅が狭くなるほど価格は高くなる傾向があります。また、遮光性や遮蔽性は幅広のものよりも劣ります。

カーテンとブラインド、選ぶときのポイントは?

カーテンは機能性に優れている

メリットは、日射遮蔽に優れていることです。性能も遮音、遮光、耐火性などを高めたものもあり優れた性能のものが多いです。
デメリットは、半分だけ閉めたりといった調光が難しいことと、一般家屋の部屋には良いですが、オフィスには似合わないことが多い点です。空けておく場合に束ねておけるだけのスペースの確保も必要になります。

ブラインドはコンパクトで調光しやすい

メリットは、基本的に窓枠のサイズで収まるので、遮蔽のために特別なスペースを空けて置く必要がないことです。また、アルミ製であればカーテンよりも安価で購入することができます。ブラインドには特殊な窓に対応できるものも多いです。昇降もブラインドの片側にある紐やポールでできるので簡単です。調光がしやすいのも特徴です。
デメリットは、日射遮蔽しきらないことと掃除がしにくいことです。また、木製ブラインドになるとアルミ製の約2倍近くコストがかかります。また、取付用の補助金具を窓枠にビスで留めなければなりません。

メリット デメリット
カーテン 日射遮蔽に優れている
優れた性能のものが多い
調光が難しい
束ねるスペースの確保が必要
ブラインド 窓枠のサイズで収まる
カーテンよりも安価
調光がしやすい
日射遮蔽が完全ではない
掃除がしにくい
取付用の補助金具が必要

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