Pocket

厚い紙や封筒など、通常の紙とは形状の違う印刷する際に、プリンター の手差しトレイから給紙しなければなりません。しかし、あまり慣れていないせいか設定がわからなかったり、紙がしわだらけになるトラブルも多いようです。うまく印刷できずに紙詰まりをおこすこともしばしば。ここではプリンターの手差し印刷についての設定方法や、印刷トラブルがおきた場合の対処について見ていきます。

プリンターの手差し印刷とは?

イレギュラーな用紙に対応する手差し印刷

普通紙以外の用紙に印刷したい場合には、通常の給紙カセットに入れることができません。
厚紙やはがき、封筒など定型外用紙をセットして印刷できるのが手差し印刷です。OHPフィルムなどに対応している機種もあります。中には、A3以上の長い紙などにも印刷ができるモデルも。手差し用のトレイはオープンになっているため、紙送りを目で確認しながら作業ができるという利点があります。

給紙は手差しトレイ・マルチトレイから

多くの場合、通常は折りたたんで格納されているトレイを引き出す形になっています。メーカーや機種により、前方やサイドにトレイが付いています。トレイには紙の大きさに合わせてスライドさせるガイドがあり、横ずれしないようになっています。大型の紙の場合には、さらにガイドを長く引き出してサポートすることもできます。複数枚の用紙をセットできる機種もありますが、通常の用紙と比べて紙詰まりなどの危険性が高いので、あまり枚数は入れないようにします。

プリンターを手差しで印刷するときの向きと設定

紙の裏表、印刷する面はどっち向き?

白い用紙と違い、はがきなどでは印刷面の裏表で戸惑いがちです。ほとんどの機種では、印刷面を上にして、トレイに乗せます。上下については、上から差し込む形となります。はがきの場合は、郵便番号枠のある側から送り込むイメージです。
縦横は、用紙のサイズによって変わります。一般的に表のような向きとする機種が多いようです。

向き 用紙
横方向にセット A4 レター エグゼクティブ B5
縦方向にセット A3 B4 レジャー リーガル A5 A6 2L判 L判 ハガキ 往復ハガキ ポストカード インデックスカード 封筒

封筒は印刷設定でトラブルを回避

封筒のように紙が重なっている部分があり、厚みが均一でないものは紙送りでトラブルが発生しがちです。上側の閉じるのりしろ部分を先に入れると、紙詰まりをおこす原因となります。その場合には、封筒の下側から送られるようにセットをします。このままでは文字が逆さまに印刷されるため、プリンター側の設定で変更します。機種によって表示は異なりますが「ページの方向を反転」「180度回転」などにチェックを入れる仕様が多くみられます。

プリンターがエラーや紙詰まりなど手差しで印刷できないときの対策

エラー発生は用紙設定が一致していないから?

手差し印刷をしようと用紙をセットしても、給紙がうまくいかず紙詰まりをおこしたり、エラー表示が出てしまうことがあります。エラーに「用紙がありません」とある場合には、パソコン側の設定で正しく用紙を指定しなおす必要があります。指定した場所に、決定された用紙が置かれないときに、プリンター側では用紙がないと判断します。また、設定に合わない状態で無理に紙送りを行なうことで、トラブルが発生します。プリンタードライバ画面で、用紙のサイズと種類、手差しによる給紙になっているかを確認しましょう。

紙詰まりには物理的な要因も関係あり

手差しトレイが傾いていたり、プリンター自体が平行に置かれていない場合も、紙送りの異常につながります。また、用紙は一度必ずさばいてからトレイに置いてください。規定以上の用紙が重なっていたり、同時に複数枚送られると紙詰まりをおこします。用紙トレイのガイドが緩すぎたり、逆にきつ過ぎても上手に紙が送られません。用紙のサイズに合わせて、まっすぐに紙が挿入されるよう、ガイド設定を行います。

手差しで印刷するとできるずれやしわの対処法

用紙カセットからの印刷以上に注意しよう

用紙カセットからの印刷は、最初に正しくセットしてあれば順次、自動的に紙が送られていくので比較的トラブルはおこりにくくなっています。手差しの場合には、トレイがオープンなこともあり、都度、用紙の状態を確認する必要があります。ドライバーで指定した用紙サイズと、実際にセットしている用紙サイズの一致、用紙ガイドの正しいセット、紙さばき、用紙上限の順守などは先に挙げた通りですが、使う用紙自体のチェックも大切です。

用紙の状態、規格、使用可能な種類かをチェック

ずれ、しわなどの印刷トラブル回避をするために、用紙チェックしておきましょう。

○トラブルがおきやすい用紙のチェック項目

原因 症状 対策
用紙の乾燥による反り返り しわ・紙詰まり 用紙を変える・裏表を変える
用紙の湿潤による波うち しわ・紙詰まり 用紙を変える
裁断した紙 紙の重なり・紙詰まり 紙をよくさばく
表面加工のある紙 印刷不可・紙詰まり 適応用紙を確認
画像が用紙いっぱい 紙送り不可 先端に白紙部分を作る
規格外用紙 印刷不可 適応用紙を確認

fw_600x68_20191019b