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おしゃれな空間を作ってくれるブラインド。カーテンと比べても光の加減が調節でき、人気があります。でも、ブラインドの羽は裏表ありますよね。どちら向きにしておくのが正しいのか、悩んだことはありませんか?どの向きで使えば上手に利用できるのでしょうか。外気との断熱、夜間の見え方など、ブラインドの向きの変え方について調べてみました。

ブラインドの向きは状況や高さによって変えるべき

ブラインドの表裏の向きに正解はない!

ブラインドの調節棒をくるくる回すと、ブラインドの羽も色々な角度に変わります。平行にすれば光もたくさん入り、外からも中からも良く見える状態に。光を調整したい場合に、ブラインドの羽の向きに悩む人も多いようです。ブラインドのスラットと呼ばれる羽は、凹凸のどちらを内向きに、或いは外向きにするのが正しいのでしょうか?
ブラインドの使い方はその時々により、特に決まりはありません。パンフレットなどで、凸面が手前になっているものが多いのは、単に光線や写真映りといった観点からです。

凸面を内向きにすることで、光を室内に取り入れることができます。同時に下方からの視線を遮ることができます。二階や、集合住宅の上階で下からの視線が気になる場合には、この向きを常態に設定しておくと良いでしょう。

オフィスや部屋の高さもブラインドの向きに関係あり

凸面が外側になっている場合には、直射日光を遮り室内に入る光を和らげることができます。上方からの視線を遮ることができるので、1階の窓などでは、こちらを基本的に利用するのが良さそうです。スラット部分に遮光塗料などが施されている場合には、熱の反射率が上がり、紫外線をカットする効果が高くなります。

夏場はブラインドの角度を調整することで、相当量の光を遮断することが期待できます。
ブラインドの羽の角度と外からの見え方は、室内からは予測がつきません。オフィスや部屋の窓の高さや、路面との関係で室内の状況がのぞけるかどうかが変わります。防犯上も問題になるため、気になるようであれば外から確認して一番プライバシーが保たれるスラットの向きを確認しておくことが必要です。

スラット凸面内向き スラット凸面外向き
  • 光を室内に入れたいとき(冬)
  • 下からの視線が気になるとき
  • 直射日光を遮りたいとき(夏)
  • 上からの視線が気になるとき

断熱や夜間に最適なブラインドの向き

向きによって断熱効果に違いはない

ブラインドの利用により、窓ガラスとの間に空気の層が作られるため断熱効果が期待できます。スラットの凹凸面の向きの違いでは、特に断熱効果に違いは見られません。どちらを外側にしても、ぴったりと羽を閉じた状態にすることで、最大の断熱効果が得られます。

特に断熱効果の高い、高気密性のブラインドは、スラット間の隙間を最小限にする構造となっています。また、ブラインドと窓のサイズが合っていないと、家の中の温まった空気が外に逃げ、冷気の侵入を許します。窓枠に合わせたオーダーサイズは理想的ですが、最近ではブラインドサイズも多岐にわたっています。可能な限り窓枠の大きさに合ったブラインドを選ぶのが、温度管理の面で需要になります。

  • 凹凸面の向きの違いは断熱効果に影響しない
  • 断熱効果を高めるためには、窓サイズにあったブラインドを選び隙間を作らない。

夜間に外から丸見えになっていないか注意しましょう

断熱効果に差はありませんが、凹凸の面の状態によっては家の中が見えてしまう状態となっている場合もあります。

ブラインドを下げているからといって安心していると、スラットの向きによっては室内の様子が見えてしまったり、影が映ってしまうこともあります。スラットの凸面を室内側にすると、部屋の明かりが外にもれにくくなるため、シルエットが映りづらくなります。人影が外から見えるのも、行動がわかってしまうのはあまり良い気持ちではありません。夜間にはわずかな隙間でも昼間よりも明暗差で見えやすくなるため、しっかりとスラットを閉めておくようにしてください。

  • 夜間にはスラットの凸面を室内側にする。
  • 夜間は、すき間から家の中が見えやすくなるため、ブラインドをしっかりと閉じる

ブラインドの向きの変え方と代表的な6つの種類

向きの変え方・ブラインドの上げ下げの方法を解説

ブラインドをあまり使ったことがない人は、操作に戸惑うことがあります。オフィスで使われるほとんどの種類は、右横に紐と棒がついており、これによってブラインドを昇降、スラットの向きを調整できます。

ブラインド全体の上げ下げは、紐を使います。紐を引くと上がりますがこの時、二本同時に引くと全体が上がり、一本だけ引くと左右のどちらかが上がり斜めになります。下げる場合には、大きく右に引っ張ると全体を下げられます。

スラットの向きは、棒を回すと凹凸面が回って変更できます。実際の光線の状態を見ながら、加減をすると良いでしょう。

向きも無視できない、ブラインドの6つの種類

ブラインドの主な種類としては、横型のベネシャンブラインドと縦型のバーチカルブラインドがあります。もっともポピュラーなのはアルミ製のベネシャンブラインドです。汚れやサビに強く、価格帯やサイズもバラエティに富んでいます。
素材別では木製のウッドブラインドも人気があります。

名称・種類 特徴
ベネシャンブラインド
(横型ブラインド)
  • もっとも一般的でサイズやカラーが豊富。チタンコート・フッ素コートもある。
  • 汚れにくい錆びにくい。窓枠内に設置可能。
バーチィカルブラインド
(垂直型ブラインド)
  • 優雅、温かみのあるイメージを演出できる。
  • 布製素材のものもある。
  • 縦型なので調光がしやすい
  • 大きな窓、ドアなどに設置、操作しやすい。
ウッドブラインド
  • 木製の特徴である自然の風合い、ナチュラルテイストの演出
  • 重厚感がある。和室洋室いずれにもマッチする。
  • 重い、湿気に弱い
ハニカムブラインド
  • 材質は不織布、プラスチックなど
  • 間に空気の層を入れ込んだ構造となっており、横の断面がハチの巣のように見える
  • 断熱性はもっとも高い
  • 調光ができない
プリーツスクリーン
  • 布や和紙をプリーツ状に加工し、上下の開閉を可能としたもの。
  • 軽く風合いがある。
  • 調光はできない
ロールスクリーン
  • 主に布をロールに巻き上げるしくみ
  • 写真、イラスト、柄でインテリア性が強い
  • チェーン、ワンタッチ、プルコード式などがある。
  • 調光はできない

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