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オフィスデスクの購入を検討する際、どこをポイントに選ぶのか悩みますよね。パソコンを使用する時に適切な高さや、オフィスの大きさに合わせたサイズなど、考えなければならない点があります。いざ利用したら不便なところがたくさんあった、ということにならないよう注意が必要です。ここでは、色々な種類のデスクや機能について比較しながら、今人気のタイプを併せてご紹介していきます。

オフィスデスクの5つの種類。それぞれの特徴を比較

業態や人数に合わせたオフィスデスクの種類

オフィスデスクを選ぶ際、やはり最初に考えるのが業態やオフィスの人数です。ここではまず、デスクの形による種類から見ていきます。

デスクタイプの主な種類としては、平机片袖机両袖机フリーアドレスデスクユニットデスクなどがあります。

平机はもっともシンプルで、引き出しはついていないか、センターに薄い引き出しがあります。左右に引き出しがあるものを袖机と呼びます。その他には、固定席を設けない業態に向くフリーアドレスタイプ、自由に組み替えの利くユニットデスクなどがあります。

特徴 メリット デメリット
平机 収納部分がない。必要に応じて、キャスター付きのサイドキャビネットなどを設置可能 席の移動やレイアウト変更の多いオフィスに便利 別途収納パーツが必要
片袖机 片側にのみ引き出しがついたもっとも一般的なタイプ 平机+キャビネットよりも価格を抑えられる。コンパクト。 作業スペースが限られる。
両袖机 両側に引き出しがついた大型タイプ。 作業スペースも広く、収納力が高い。 広い設置スペースが必要。大人数に向かない
フリーアドレス
デスク
固定席を設けず多人数で利用するのに向く。 ミーティングなど多目的に使える。 収納スペースがない。
ユニットデスク パーツが独立していてカスタマイズ可能なタイプ 机や本棚チェストなどの収納を自由に組換えができ、レイアウトが自由 1人分としての価格が高い。

普通は1200×700。デスクサイズはオフィスの広さや業務内容で選ぶ

オフィスデスクもメーカーやデザインにより、大きさは様々です。一般的なサイズは次の通りです。

  • 幅1000mmx奥行600mm
  • 幅1200mmx奥行700mm
  • 幅1400mmx奥行800mm

もっとも一般的なサイズは1200mm×700mmです。オフィス用品や、デスクトップPCを設置し、書類作成ができる作業スペースが確保できます。

幅1000mmx奥行600mm 比較的コンパクトなサイズです。卓上での筆記などの作業が少なく、ノートPCを広げるくらいという業務に向いています。
幅1200mmx奥行700mm オフィスでもっともスタンダードなサイズです。ファイルボックスやブックスタンドの設置可能。デスクトップPCに書類筆記作業ができます。
幅1400mmx奥行800mm 大きめゆったりサイズです。デスクトップPCを設置した上で、資料や図面などの業務に対応できるほど机上スペースにゆとりがあります。

オフィスデスクを正しく選ぶための5つの選び方

ポイントは5つ!デスク選びはまずここから

オフィスデスクを選ぶときの主なポイントは次の5つが挙げられます。

  • 用途と設置スペース
  • 作業に合うデスクを選ぶ
  • 素材選び・カラー
  • 高さ
  • 幅・奥行

何よりもまず、デスクの個数やレイアウトの検討から入ります。それぞれが個別で事務作業を行う、営業部隊が使うなどでデスクのタイプが違ってきます。オフィスの大きさに合わせたレイアウトに合致するデスクであることも重要です。設置だけではなく、梱包されたデスクの搬入経路や、業務にかかった際の動線の確保なども留意しておきます。

筆記や記録作業、製図作成、パソコンのディスプレイや本体の有無、その他、デスクに物を置いて使う場合など、作業に見合うデスクであるかどうかをチェックします。頻繁に書類を出し入れする、細かい事務用品が手近に必要であるなども、引き出しの仕様と関係してきます。その他、照明用のコンセントなども必要に応じて確認しておきましょう。

オフィス全体のイメージや雰囲気をより向上させるデザインであることも、大切なポイントです。視覚の大きな部分を占めるオフィスデスクは、素材やカラーにもこだわりをもって選択しましょう。デザインでも目立つ部位である天板素材には次のようなものがあります。

  • パーティクルボード(木質ボード):木材の廃材や切れ端を細かく砕き接着剤で再成型した木質ボード。
  • MDF(木質ボード):木材の廃材や切れ端を細かく砕き接着剤で再成型した木質ボード。パーティクルボードよりもさらに細分化されている。
  • 強化ガラス:普通のガラスの数倍の強度があり、通常の業務では欠けにくい。万が一割れた場合にも破片が粒子状になり、安全性が高い。

オフィスチェアがすでに準備されている場合には、座面との高さなどに留意します。座面固定型の椅子であれば、デスクの高さはさらに重要です。デスクの天板と椅子の座面との差異は、27~28cm程度が一般的です。
デスクの高さでは700mm~730mmが多く、身長が高い人向きには、740mm以上の製品もあります。

幅、奥行については前章でも取り上げていますが、市販で多く見られるのは1000mmx600mm~1400mmx800mmサイズです。PCのタイプやその他、机上に配置しなければならない機材などを考えて選びます。また、デスクの奥行きは、椅子の出し引きとの関係性が高いものです。作業スペースにばかり気を取られて奥行を決め、着席時の行動が不自由にならないよう配慮が必要です。

今の売れ筋のオフィスデスクはこの3種類

オフィスデスクを選ぶ際、他の人たちの選択も参考になりますよね。主な売れ筋は次の3つです。

  • 人気一番の片袖スタンダードタイプ
  • シンプルデスク+キャビネット
  • 急浮上のラック付き

一番人気は、やはりスタンダードタイプ。汎用性の高い片袖机は、どんな職種にも対応し、あまり広くないオフィスへの搬入も安心です。

引き出しのないシンプルデスクに、移動性の高いキャスター付きキャビネットをセットするタイプも人気があります。レイアウトによっては、フリーアドレスデスクなとしての要素もあり、キャビネット単体利用もOK。袖付きのデスクと比較し、価格的には上がりますが、その自由性によって選択されているようです。

最近人気が急上昇中なのが、シンプルデスクにユニットとしてラックが組み合わされたセットです。照明付きのものや、オプションでさらにラックを増やすことができるものなど多種多様です。ラックがデスクの両側どちらにでも配置ができるため、フリースタイルでレイアウトができます。SOHOや、IT系のオフィスなどで機材の収納が多い業種には、特に重宝されています。

その他に、オフィスに合わせ寸法、引き出しレイアウトなどを注文できるオリジナルワークデスクもあります。少し贅沢な感じもありますが、無駄なくオフィス空間を利用できるという点では、快適な職場環境をつくることができます。

最近のオフィスデスクはカラーバリエーションも豊富です。特に人気のあるカラーについてご案内しておきましょう。

ホワイト系 清潔感があり、オフィスをぐっと明るくする定番色。女性に人気。汚れが目立ちやすいのが欠点。
ブラック系 シック・モダンな印象のブラック。知的な印象を与えます。壁色が暗いと全体に沈んだイメージになるため、明るさのあるオフィスに向きます。
グレー系 オフィススタンダードのグレーは、落ち着いた空間を演出します。無難にまとまりがちなので、レイアウトやアクセントに工夫が必要です。
ナチュラル木目系 親しみのあるオフィスを印象付けるナチュラルな木目は、ストレス軽減効果も。汚れると魅力が半減するのでこまめなお手入れを。
ダーク木目系 堅実で重厚なイメージのダークな木目。オフィス全体でデザインの統一感を留意しましょう。

オフィスデスクは作業用であることを忘れないように

デザイン的に優れていても、実際の作業に不都合があるデスクはオフィスには不向きです。長時間仕事をしても疲れないよう、人間工学に基づいた設計であるかを確認しましょう。
具体的なチェックポイントとしては、袖や上着のすそがひっかかりにくく、危険性のない角の処理、作業にあった高さなどです。最近では曲線をいかし、作業中の動作に負担を感じず仕事ができるデザインのデスクも目につきます。
座った時バランスがとれるかどうか、また退席時に椅子を入れるスペースが十分か、などもポイントとして挙げられます。

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