意外と知られていない、ガムテープの歴史!

荷造りにはかかせないガムテープは、どこの家庭やオフィスにも当たり前のように転がっています。でもその歴史は意外と知られていません。ガムテープはどこで発明され、いつ頃から使われているのでしょうか。最近ではクラフト粘着テープなど、接着剤付きのテープにも種類があります。使い方や特徴にガムテープとの違いはあるのでしょうか。ここでは地味ながら生活に密着する、ガムテープについて調べていきましょう。

目次

-そもそも、ガムテープとはどのようなもの?
-クラフト粘着テープとガムテープ、何が違う?
-ガムテープはいつごろに発明された?

そもそも、ガムテープとはどのようなもの?

ガムテープと呼んでいるものはガムテープではない!?

ガムテープといえば、ロール型でダンボールなどのフタを閉める際に使うおなじみの粘着テープですよね。紙素材と布素材がありますが…。実はあれは、本当のガムテープではありません。それではいったい、元々のガムテープとはどのようなものなのでしょうか。
意外なことに、本来のガムテープはざらざらしたクラフト紙を丸めたものです。片側には水溶性の糊が施されており、乾燥させてあります。引き出せばすぐに貼りつけられる、いつも使っているガムテープとはだいぶ様子が違うようです。

ガムテープは切手と同じ使い方!?

本来のガムテープとされている粘着テープは、使うときには切手のように水を浸けて粘着力を復活させます。私たちから見れば、とても特殊なようですが、実際に一般のオフィスなどでこの「ガムテープ」を目にすることはほとんどありません。
工場や施設などでは、専用のガムテープディスペンサーという機械を使い、水を加えながら貼りつけていきます。用途は、段ボール箱の組み立てや梱包の他、伝票類を貼りつけるなど、一度に大量の処理をするのに使われます。
水溶性の糊を使用しているためリサイクルに適しています。また、一般的なガムテープのようにつるつるとした表面加工がないため、重ねて貼り付けが可能という利点があります。

クラフト粘着テープとガムテープ、何が違う?

クラフト粘着テープとガムテープはここが違う

私たちが普通に「ガムテープ」と呼んでいるもので、紙素材のものは正式には「クラフト粘着テープ」といいます。ガムテープとクラフト粘着テープの違いをまとめてみました。

名称 素材 表面加工 特徴
クラフト粘着テープ クラフト紙 あり 最初から粘着力がある
ガムテープ クラフト紙 なし ディスペンサーを使い水を付加する

見た目の違いとしては、クラフト粘着テープは接着力があるため、巻がくっついてしまわないように、光沢のある表面加工がされています。一方ガムテープはその必要がないため、クラフト紙本来のままのざらざらした質感です。
クラフト紙は、引き出してそのまま貼ることができるため、手軽で少量から使うのに便利です。合成樹脂でラミネート加工がされていて、重なった箇所は粘着力が弱くはがれやすいという欠点がありますが、水や油に強いという特徴があります。

すべて「ガムテープ」と呼んでも問題なし

ガムテープは水を浸けなければ使用できないため、一般利用には向きません。また、「ガムテープ」という名称は登録商標ではないため、基本的に粘着テープ全般をガムテープと呼んでも差し支えはないとされています。そのため、お店でもガムテープと呼ばれる商品にはさまざまな種類があります。
布素材のテープは、英語ではガファーテープと呼ばれ、手できれいに切れるのが特徴です。透明な延伸ポリプロピレン (OPP) 製の、OPP粘着テープ と呼ばれるものも、最近では人気があります。
本来のガムテープは、粘着テープ市場でも需要は10%ほどです。それでも、一部の現場では、リサイクルに向く、重ねて貼れる、文字を上から書くことができるなどの特性が重宝されています。

ガムテープはいつごろに発明された?

なんとガムテープの発明者はあのエジソンだった!?

ガムテープの歴史はトーマス・A・エジソンの電球の発明と深く関係しています。電球を考え出したものの、当時の家庭には電気がありませんでした。そこで、街に電気を通すべく、水力発電所の建設が計画されました。
水力発電にはダム建設が不可欠。さらにそこで働く多くの労働者が必要となり、その労働者たちには住まいが必要です。エジソンは、労働者の宿舎のためにベニヤ合板を発明し、薄くて釘では固定できないベニヤ合板を組み立てるために、接着できる繊維入りの布を考えたのです。

発明に次ぐ発明がガムテープの始まり

まさにこの繊維入りの接着テープこそが、ガムテープの原型です。労働者たちの住まいを建設するための建材が、ダンボール箱を閉じるテープの始まりとは面白い話ですよね。
電球の発明は1879年。ガムテープはその後まもなくの発明ということになります。エジソンの発明にかける情熱が、私たちの暮らしの至るところに便利な道具として残されています。ガムテープについてのトリビアとして、誰かに話したくなるような歴史があったのですね。

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